昨日は「家探し」について書いたのですが(「家探し、ついに始まる」)、「家探し」というと思い出す情景があります。

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前回に家探しをしたのは、10年前のことでした。

その当時、私と夫は、夫が独身時代に購入したテラスハウスに住んでいたのですが、隣人(賃貸)の騒音で、私が少しメンタルをやられてしまい、気持ちがしんどくなることが多く、その影響で、夫ともギスギスすることが多かったです。


隣人は賃貸だったので、「二年我慢すれば、引っ越していくだろう」と思い、二年待ったのですが、隣人は賃貸を延長したようで、二年経っても、引越していく気配が全く無かったんですね。

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それでもう、気持ち的に追い詰められて、「この家を出て行かないと、自分が壊れる」と思い、夫に「私はもう、この家に住むことはできない。私と一緒に引っ越しするか、離婚するか、選んでほしい」と。


夫は「2~3日考えさせてほしい」と言い、私は、夫が離婚を選ぶと思っていました。

その家は、小さな家だったのですが、夫が初めて買った家なので、夫はその家に愛着があったんですね。私のメンタルが落ちていたので、夫と私の関係もかなり悪化していたというのもあります。

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で、数日後に夫から聞かされた答えは、「一緒に引っ越そう」でした。「一緒に引っ越して、僕たちも再出発しよう」と。

あのときの情景は、あまりにくっきり心に残っていて、今でも、思い出すと切なくなるほどです。「離婚」を選ぶとばかり思っていたのに、「僕たちも再出発しよう」と言ってくれたことに。

人生って、こういう、いつまでも心に残る情景がいくつかあると思うんです。

こういう情景が、心を支えてくれるんだなと感じます。

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いろいろ考え、ブログを休止させていただくことにしました。

ブログを書くと、日々にフツフツと浮かんでくる泡のような混とんとした気持ちを、自分なりに解釈して形にし、自分の心をとらえることができたので、それがとても良かったかと思っています。

これまでお読みいただき、大変ありがとうございました。お読みいただいたことに、とても感謝しております。


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