先日に、緑内障の検査をするために、NHS(国営の健康医療サービス)の総合病院へ行ってきました。

病院でとても驚くことがあり、それは「病院で驚く。ここはイギリス!?」で書いたのですが、それとは別に、検査結果にも驚くという事態に。


今回、NHSの総合病院で緑内障の検査を受けたのは、3月末に、ロンドン市内の眼鏡店で目の状態をチェックしたときに、緑内障の検査でひっかかったためです。

緑内障の検査は、暗い部屋で、こういうマシンを使って検査します。
イラストはお借りしました
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マシンに目を近づけると、こういう感じのマトリックスが表示されて、1つだけ光が点滅します。光が見えたら、ボタンをピッと押して「見えた」ことを知らせます。これで、どの辺が見えないのか、つまりどの辺の視野が欠損しているのかを検査します。
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3月末にロンドン市内の眼鏡店で緑内障の検査したときは、最初に右目を検査し、次に左目を検査しました。

そのときに、最初は良く見えて、順調にピッ、ピッとボタンを押していたのですが、「光の点滅」が徐々に見えなくなったんですね。特に、左目は、ほとんど見えないという。


検査スタッフが、「最初は見えていたのに、徐々に見えなくなるなんて、これはおかしい~」と、もう一回検査をすることに。

「もしかしたら、眼鏡をかけているせいで、見えにくいのかも」と、眼鏡店でコンタクトレンズを貸してくれ、二回目の検査をしたのですが、二回目の検査では、右目も左目も、ほとんど「光の点滅」が見えないという事態に。

これはおかしい、ということで、NHS総合病院に紹介されたというわけです。
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でも、眼鏡店から家に帰ってから、ネットで簡易検査してみたら、「光の点滅」が全部見えたんですね。

それに、最初は「光の点滅」がちゃんと見えていたのに、だんだん見えなくなるというのは、何かおかしいですよね。

なので、楽天的な私は「眼鏡店の検査機の調子が悪くて、光が点滅しなくなったのかも」と思うようになったんです。



そして、先日についに、NHSの総合病院でこの緑内障の検査を受けたら。。。やっぱり見えないんです。右目は、ほとんどの「光の点滅」が見えるのだけれど、左目は半分ぐらいしか「光の点滅」が見えないんです。

「眼鏡店の検査機がおかしかったのだろう」と思い込んでいたので、この想定外の結果に、「これは大変なコトになった」と、大焦り。


ただ、この日の検査では、「検査機の光が見えない」ことを除けば、目の状態は正常だそうです。もしかしたら、これから緑内障が進行して目の状態が変化するかもしれないから、8か月後に再検査しましょうという事になりました。
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ネットによると、緑内障は「視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気」です。一度失われた視神経は、元に戻らないそうです。

病気がかなり進行するまで自覚症状はないので、気付きにくく、治療が遅れると失明に至ることも。右目と左目ってお互いを補って視野が形成されるから、緑内障の症状ってなかなか気付きにくいんですよね。


ドライアイも落ち着いていて、特に問題なかったので、しばらく検眼士に目のチェックを受けていなかったのですが、こまめな定期健診って、とても大事なんですね。

目だけでなく、体の異常って、気付かないうちに少しずつ、そっと忍び寄るものなのでしょう。そして、昔は治療が難しかった病気でも、今では「完治」する病気が多いです。早期発見、早期治療。みなさまもお気を付けください。


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