義妹が遅めのホリデーをとって、この日曜日から旅行へ出かけることになり、その間、義妹の飼っている猫の世話を見ることになりました。


義弟(義妹の配偶者)が亡くなってから3年と少し(「義弟と義父の死」)。義弟が亡くなってから初めて義妹がとるホリデーです。

義妹は、義弟が亡くなってからずっと沈みがちだったものの、最近は少し落ち着いてきたようなので、旅行へ行けるほど元気になったんだ~と私は嬉しい気持ちになったのですが。。。行き先は、義弟の両親宅だそうです。


これまで義妹は、毎年年末になると義弟と一緒に義弟の実家を訪れていたのですが、義妹一人で訪れるのは今回が初めて。

いつも義弟と行っていた場所へ義妹一人で行くと言うのは、ちょっと切ない旅になりそうで、老婆心ながらちょっと心配。義妹も一瞬、少し切なそうな顔をしていました
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私が生まれて初めて「大切な人」を失くしたのは、20代前半のときで、長く付き合った彼と別れたときでした。その彼とよく行っていた場所に行けるようになるまで、3年ぐらいかかったでしょう。。。

ただの失恋でもそうなのに。。。仲の良かった義妹夫婦。今は亡き義弟の実家へ行ったら、多分また色々な思いが溢れてしまうでしょう。。。そう思うと、ちょっと切ないですね。



義弟の母は、義母(義妹の実母)の葬儀のときに義母宅を訪れた際、私の母が作った手毬を見て欲しがったので、義妹はこの手毬を今回の旅行で持って行き、義弟の母に手渡しするそうです。

私の母が作って、義父母(夫の両親)に贈った手毬です
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その話を義妹から聞いたときに、まるで雷に打たれたかのように、その瞬間に直感的に理解できたコトがあります。


夫と義妹は、義父母の残したさまざまな不用品はできるだけ、廃棄処分にせずに、チャリティーショップに持ち込んだり、蚤の市で売ったりしています。

私も協力して蚤の市で売っているのですが、義母が亡くなって一年が過ぎた頃からは、正直いって、「そろそろ処分にしてもいいんじゃないかな」とか「どうしてここまで」とか思うこともあります。
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でも、自分の大切な人(親とか配偶者とか子供とか)が使っていたモノを、誰かに「欲しい」と思ってもらい、大切に使ってもらう。持ち主が亡くなっても、そういった「モノ」は、持ち主の分身として、どこかでずっと生き続けるのでしょう。


私の母は、英語を喋れないので、気の利いた話を義父母とすることはできなかったけれど、その分、想いを込めてこの手毬を作ったのでしょう。

そんな母の想いがこもったこの手毬。こういうふうにしてモノが生き続けてくれることを、とても嬉しいと感じます


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