火曜日に「電車のスト」や「大雨」にもかかわらず訪れたイベント。それは、「ハンプトンコートパレス・フラワーショー」です。
毎年5月にロンドンで開催される「チェルシー・フラワーショー」は有名ですが、「ハンプトンコートパレス・フラワーショー」もイギリスでは同じように有名で、この2つのフラワーショーは常に「世界のフラワーショーのベスト5」に挙げられます。
両方とも、RHS(王立園芸協会)が主催しています。
ガーデニング好きの私たち夫婦。「チェルシー・フラワーショー」には昨年に行ったので、今年は「ハンプトンコートパレス・フラワーショー」へ行くことに。
フラワーショーは火曜日から日曜日まで開催。草花が新鮮なうちに見たいので、初日である火曜日に行ってきました。
フラワーショーは火曜日から日曜日まで開催。草花が新鮮なうちに見たいので、初日である火曜日に行ってきました。
「チェルシー・フラワーショー」と同じように、「ハンプトンコートパレス・フラワーショー」には、「ショーガーデン」、「植物の展示即売場」、「ガーデン用品の店舗」、「ライブセッションのステージ」などがあるのですが、やっぱり一番の見どころは、有名な園芸家が手掛けた「ショーガーデン」でしょう。
「ショーガーデン」は、園芸家がコンセプトに基づいて造園した「モデル・ガーデン」です。フラワーショーの開催に向けて、数週間かけて造園されます。
チェルシーと同様に、コロナ禍や気候変動を加味し、ハンプトンコートのショーガーデンも「メンタルヘルス」、「人と人のつながり」、「自然」、「気候変動」などをテーマにしたものが多かったです。
イギリスの有名なガーデナー「アダム・フロスト」さんをはじめとし、有名なガーデナーも何人か見かけました
チェルシーと同様に、コロナ禍や気候変動を加味し、ハンプトンコートのショーガーデンも「メンタルヘルス」、「人と人のつながり」、「自然」、「気候変動」などをテーマにしたものが多かったです。
イギリスの有名なガーデナー「アダム・フロスト」さんをはじめとし、有名なガーデナーも何人か見かけました
昨年訪れたチェルシーのショーガーデンは、大掛かりで壮麗という印象でした(「チェルシー・フラワーショーへ」)。
ここハンプトンコートのショーガーデンは、チェルシーに比べると小さく、やや地味だけれど、「庭造りの参考になるガーデン」と言えるでしょう。
チェルシーでは、ショーガーデンには入ることができず、外から見るだけ(それも、観客が多すぎて、背伸びしないと見えない)でしたが、ハンプトンコートでは、ショーガーデンに自由に入り、歩いて楽しむことができるのも、ポイントが高いです。
これもショーガーデンです
そんな中で、素敵だったショーガーデンをいくつかご紹介しますね。
「Oregon Garden」
オレゴン観光委員会がスポンサーとなり造園。オレゴンの自然を、背景の岩山や、小川や、砂利の小道、草花で表現。オレゴンを特徴づける色スキームを採用
「Explore Charleston - Welcome To Charleston」
米国南カロライナの都市「チャールストン」の観光を推進する非営利団体がスポンサーとなり、チャールストンを中庭としてイメージして再現。
チャールストンの有名なパイナップル型の噴水が、中央に配されています。
「Traditional Townhouse Garden」
都会のタウンハウスの「狭い庭スペース」という想定で、人と自然が調和する癒しの庭を再現。
庭の一角にあるリンゴは、「アダムとイブのリンゴ」をイメージしたもの。小物を上手に使うことで、また別の次元の空間が出来上がります
「RHS Resilient Garden」
地球温暖化や、熱波や豪雨などの異常気象にも対応できる庭を再現。雨水の流れを緩めるなどして、雨水を有効活用するとともに、野生動物の住まいも創出。
「Inghams Working With Nature Garden」
サマーホリデーをイメージし、岩などの天然素材を利用して「休息の庭」を再現。奥のベンチのうえに、ホリデー用のポットとカップが見えます
「Landform Mental Wealth Garden」
草花の香りや美しさで精神を高揚させて、ウェルビーイング(幸福)が得られる庭を表現。
紫、クリーム色、シロ、ピンクなどのさまざまな色や、さまざまなテクスチャのミックスが美しいです
「Lunar Garden」
東洋と西洋がミックスした、昼も夜も安らげる静謐な庭を表現。中央の円は月をイメージしたもの。
これもショーガーデンです
そんな中で、素敵だったショーガーデンをいくつかご紹介しますね。
「Oregon Garden」
オレゴン観光委員会がスポンサーとなり造園。オレゴンの自然を、背景の岩山や、小川や、砂利の小道、草花で表現。オレゴンを特徴づける色スキームを採用
「Explore Charleston - Welcome To Charleston」
米国南カロライナの都市「チャールストン」の観光を推進する非営利団体がスポンサーとなり、チャールストンを中庭としてイメージして再現。
チャールストンの有名なパイナップル型の噴水が、中央に配されています。
「Traditional Townhouse Garden」
都会のタウンハウスの「狭い庭スペース」という想定で、人と自然が調和する癒しの庭を再現。
庭の一角にあるリンゴは、「アダムとイブのリンゴ」をイメージしたもの。小物を上手に使うことで、また別の次元の空間が出来上がります
「RHS Resilient Garden」
地球温暖化や、熱波や豪雨などの異常気象にも対応できる庭を再現。雨水の流れを緩めるなどして、雨水を有効活用するとともに、野生動物の住まいも創出。
「Inghams Working With Nature Garden」
サマーホリデーをイメージし、岩などの天然素材を利用して「休息の庭」を再現。奥のベンチのうえに、ホリデー用のポットとカップが見えます
「Landform Mental Wealth Garden」
草花の香りや美しさで精神を高揚させて、ウェルビーイング(幸福)が得られる庭を表現。
紫、クリーム色、シロ、ピンクなどのさまざまな色や、さまざまなテクスチャのミックスが美しいです
「Lunar Garden」
東洋と西洋がミックスした、昼も夜も安らげる静謐な庭を表現。中央の円は月をイメージしたもの。
「RHS Wildlife Garden」
都会の片隅で、草花や野生生物がひっそり息づく空間を再現。「都会の緑」が増えれば、都会の人間、動物、気候にプラスの影響が及ぶという発想
イギリスの庭造りには、伝統的なフォーマルガーデンもあるけれど、やっぱりこういったナチュラルガーデンがイギリスを象徴する庭でしょう
ここハンプトンコートパレスのショーガーデンは、チェルシーのものと比べると、規模が小ぶりなのですが、頑張って、少しでも似た雰囲気を再現してみたいと思わせるガーデンばかりでした
これらのガーデンがコンセプトとしている「メンタルヘルス」、「人と人のつながり」、「自然」、「気候変動への対処」を強く感じさせられました。
この日は、「電車スト」と「大雨」で大変な一日だったのですが、庭造りのインスピレーションが得られたうえ、綺麗な庭を歩いて、とても癒された一日になりました。
長い散策にお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
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コメント
コメント一覧 (2)
お天気が悪くても癒された一日だったと想像できました。
私はやはりイギリスのナチュラルガーデンが一番興味あります。
日本庭園の感覚がつよいので余計に。
もう気力体力不足の私には眺めるだけになってしまいますが。
最近は色とりどりの草花をまとめて一つの絵になるように
何を植えたらよいかを想像するのが楽しいです。
特に日陰の草花です。大きな古木の傍に。。。
アメリ
がしました