昼頃に電話のベルが鳴りました。夫が電話に出たのですが、何か揉めている様子。

夫が電話を切った後で、夫に「誰からの電話だったの?」と聞いたら、電気会社からの電話で、「スマートメーターを取り付けたい」と言われたとのこと。
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イギリスでは10年ほど前から、各家庭にスマートメーターを取り付けるように進めています。これは、政府が進めているプロジェクトで、実際の取り付けは、電気会社が各家庭を訪問して行います。

スマートメーターを取り付けると、電気ガスの使用量がリアルタイムで分かるので、各家庭で節電・節ガスに役立つ、という訳です。
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ただし夫はスマートメーターに大反対で、我が家へのスマートメーターの設置をずっと拒んできました。夫が反対する理由は、「自分にはメリットがないから」。

電気・ガスをジャンジャン使う家や、家族の人数が多い家だと、確かに、スマートメーターで電気・ガス使用量をリアルタイムでチェックできれば、便利でしょう。

でも、我が家は夫婦二人暮らしで人数が少ないうえ、もともと節電・節ガスに熱心。毎月の電気ガス使用量はとても少ないです。
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スマートメーター自体、電気で駆動する(=電気を食う)ので、夫はそれも気に入らないとのこと。

さらに、電気ガス会社が、各家庭の電気ガス使用量をリアルタイムで監視できるので、将来的には、たとえば使用量ピーク時(夕方など)の料金を上げるとか、そういう手段にも使われるのが、イヤだそうです。
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私だったら、政府主導のプロジェクトなら、「仕方ないか」と諦めて取り付けてしまうのでしょうが、「どうしてもイヤだ」と何年も突っぱね続けるのは、純粋にスゴイな(色々な意味で)と感じます。
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コロナ渦になってから2年ほどは、電気会社は、個人宅への訪問を控えていたので、「スマートメーカー設置」の電話は掛かって来なくなっていました。

でも、今年に入った頃から、3か月に一回ぐらいの頻度で、「取り付けを促す」電話が掛かってくるようになりました。
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ちなみに、「今日掛かってきた電話で、電気会社に何て言ったの?」と夫に聞いたら「今、在宅勤務をしている。電気を落としたら仕事にならないから、取り付けられない」と言ったとのこと。

*スマートメーターの設置工事をするには、何時間か電気を落とす必要があります*
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「こういう風に長年拒み続けているのは、夫ぐらいだろう」と思っていたのですが、ご近所さんの一人「キャロル」も、スマートメーターの設置をずっと拒み続けているという。理由は夫と同じ理由。

キャロルは物腰が柔らかく、とても優しい人なので、まさかキャロルが拒んでいるとは、思いもしませんでした。拒んでいる人は、けっこう多いのかも知れません。
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電気会社にしてみれば、政府主導のプロジェクトなので、「設置させてくれ~」という事なのでしょうが、何となく、「トムとジェリーのだまし合い」を見ているようで、傍観者の私としては、不謹慎ですが、ちょっと面白いかも知れません。


あと一年後ぐらいには、多分、私たち夫婦は田舎へ引っ越していることでしょう。夫は、このまま逃げ切れるのでょうか。でも、次に住む「田舎の家」には、多分、スマートメーターは「設置済み」なのでしょう


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