昨年7月に義母が亡くなってからは、義母の遺品を形見分けした後で、残されたさまざまなモノを処分してきました。

このエコの時代なので、できるだけ粗大ごみを出したくない。。。というわけで、随分苦労しながら、チャリティーに寄付したり、イギリス版蚤の市(カーブーツセール)で売ったり、夫がeBayで売ったりしてきました。
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初めは、特に「eBayでの販売はメンドクサイ」と文句を言っていた夫でしたが、「これを機会に不用品を一掃しよう」と決めたようで、置いたままになっている義弟の遺品や、我が家の不用品なども、eBayで売り始めました。

大きいモノが多いので、eBayで買った人には、基本的には、我が家に引き取りにきてもらっています。そんな中で、ちょっと興味深かった売りモノが二つありました。
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まず1つ目は、パソコン。
これは、3年前に亡くなった義弟自作のパソコンで、義弟はゲーム専用に使っていました。ゲーム専用のパソコンなので、スペックは高く、たとえば、テラバイト級の大容量のディスクが搭載されています。

このパソコンの買手は、30代の男性A。ガールフレンドがゲーム用パソコンを欲しがっているので、プレゼントするのだとのこと。70ポンド(約11900円)で落札。
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我が家に男性Aが引き取りに来たときに、引渡し前に、「電源を入れて動作確認」するぐらいは、Aと一緒にするつもりでした。ところが、この男性Aは、使う予定のゲームをインストールして、スムーズに操作できるか確認したいとのこと。

結局、2つのゲームをインストールして、しっかり確認しました。かかった時間は、なんと2時間。
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日本人の私だと、こういった状況では、相手の手間と時間を取ることに遠慮してしまい、「パソコンの電源が入るか」とか、「最低限のチェック」しかしないでしょう。

こういった「要望」をきちんと通すのは、すごいですねよ。なにごとも遠慮しがちな私ですが、これは、ちょっと見習いたいかも。
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二つ目は、エアコン。
我が家のエアコンは、20年選手。かなり大型で、消費電力も大きいです。20年前の当時は、イギリスで買えるエアコンの種類は少なく、イタリア製。Argosで320ポンド(約54,400円)ぐらいで買いました。

この古いエアコンは、大きくて場所を取るうえ、動作時にとてもウルサイです。電車の線路の横に座っているような感じ。そして、消費電力もかなり大きいです。

大きさや音は我慢できても、この電気料金高騰の時代に、消費電力が大きいというのは困ります。

なので、我が家では、この春に新しいエアコンに買い替えることに。ちなみに、新しいエアコンは、330ポンド(約56,100円)でした。
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古いエアコンは、粗大ごみにしたくなかったので、eBayで売ることにしたのですが、「古いエアコンだし、落札は10ポンドぐらいかなあ」と夫と話していました。

それが、たくさんの人が入札して値段がどんどんつり上がっていき、155ポンド(約26,400)で落札されるという事態に。10ポンドぐらいかと思っていたのに、なんと、我が家の「新品エアコン」の半値にまで、値段がつり上がるとは。
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20年前のエアコンに、新品エアコンの半値の価格を払うのなら、新しいエアコンを買ったほうが、音も静かだし、何よりも消費電力が小さい(電気代が安い)ので、ランニングコストが安く済みと思うのですが。。。人間って、当座の「安い」という言葉に弱い生き物なのかも知れません。

いろいろと見習おうと思ったり、我が身を振り返って反省したり。。。なかなか面白い体験でした。


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