先日に、イギリス老舗デパート「ジョンルイス」の商品券を使おうとしたら、「使えない商品券」があったという話を書きました(「オンラインショップで大汗」)。

「ジョンルイス」の商品券をオンラインショップで使う場合、「左上の英文字」と「右下の数字」を入力しないといけません。「左上の英文字」は、この左上部分をスクラッチすると、見えるようになります。
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スクラッチすると、普通はこういう文字が現れるのですが
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この25ポンド(約4250円)分の商品券は、印刷状態が悪くて、どうしても読めないんです。虫眼鏡を使っても、陽にすかしても、ダメでした
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英文字が読めないので、結局、この商品券を使うことができず。。。先日にロンドンへ行ったときに、ちゃんとした商品券に交換してもらおうと、デパート「ジョンルイス」へ行ってきました。

以前は地下1階にカスタマー・サービスがあったような~と思い、地下一階へ行ったのですが、カスタマーサービスは地下一階に無かったので、すいているレジで「カスタマーサービスが何階なのか」を尋ねたところ。。。
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。。。レジの女性(推定年齢 40代後半)は、「カスタマーサービスに何の用があるのか」と繰り返すだけで、カスタマーサービスが何階にあるのかを教えてくれません。

なので、くだんの商品券を見せて事情を説明したら、「それは、スクラッチし過ぎだ。交換は無理だ」と言い張られてしまい。。。
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20年前だったら、ここでひるむのでしょうが、イギリスでは人によって言うコトがまったく違います。そして、この女性は、カスタマーサービスですら無いんですね。ここで負けてはいけません。

でも、イギリスでは「お客様は神様」じゃないので、客の立場であろうと、語気を強くしてはいけません。語気を強くすると、相手が頑なになるだけです。

なので、気を取り直して、穏やかに(でも内心はかなりムッとしながら)「そうかもしれないが、カスタマーサービスに確認したいので、どのフロアかを教えて欲しい」と言い、カスタマーサービスのあるフロアへ行きました。
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これでやっと交換してもらえるか、と思ったのですが。。。

カスタマーサービスでも「この件」を分かる人は少ないようで、何人かにまわされたあげく(でも、カスタマーサービスの担当者は職業柄、みな腰が低く親切)、「ジョンルイス」系のクレジットカード会社に電話するように、と言われました。
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この商品券は、「ジョンルイス」系のクレジットカード会社から貰ったんですね。

私も夫も、この「ジョンルイス」系のクレジットカードを使っていて、買物である程度のポイントがたまると、「ジョンルイス」の商品券が送られて来るという仕組みになっています。
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帰宅後、夫にひととおり事情を説明したのですが、私も夫もこのクレジットカード会社にはまだ電話をしていません。

実は、このクレジットカード会社には、以前にずいぶん苦労しました(「返金してもらうのに、こんなに苦労するなんて」)。


イギリスでは、レギュラーなコトは問題なく進むけれど、少しでもイレギュラーな要素があるコトは、なかなか進みません。イレギュラーなことに柔軟に対応できるようには、システムが出来ていないんですね。

これを私は、「イギリス的ブラックホール」と呼んでいます。一度このブラックホールに吸い込まれたら、出てくるのは至難の業です。
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前回の返金トラブルのときは、約86ポンド(約13,700円)を返金してもらうのに、約20ポンド(約3,200円)の電話代がかかりました。そして、らちのあかない相手に何度も電話で説明していたので、神経も疲弊してしまい。。。

今回の「商品券トラブル」。急ぐ必要も無いので、体力と気力があるときに、電話をかけることにしています。今回は、ドツボにはまらないことを願うばかりです

イギリス暮らしを始めてから、ずいぶん温和になった気がします。イギリスでは怒ってもしょうがないので、怒りの沸点がずいぶん高くなったからなのでしょう。良いのか、悪いのか


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