旅の楽しみ方は、さまざまですが、旅の大きな楽しみの一つに「食」があります。その土地の食材や名物料理を堪能するのも、旅の大きな楽しみです。
南イタリアへ行ったときは、今海から採れたばかりのような新鮮な魚介類を使った料理に舌鼓を打ち、初めてタイへ旅行した時は、さまざまなハーブや香辛料を使った料理の美味しさにハッとしたものです。
日本に一時帰国するときは、いつも大体2週間ほどの期間なのですが、お寿司や懐石などからB級グルメまで、食べたいものが多すぎて、2週間という短い期間に何を食べようか、いつも決めるのに困ってしまいます。
旅行へ行くと、いつも「その土地の食事を楽しむ」のをルールにしているのですが、このルールを初めて破ったのは、15年ほど前に夫と一緒にウィーンへ行ったときです。
このときも、土地の名物を楽しもうと、夕食にはウィンナー・シュニッツェルや牛肉煮込みを食べていたのですが、毎日食べるにはさすがに重い。4日目には別のものが食べたくなり、インド料理店へ行ってしまいました。

今回のコッツウォルズ旅行では、「イギリス料理」を食べようと「パブ」へ行くことにしていました。ただし、毎日パブ料理だと重いし飽きるうえ、野菜不足になるので、1日目、3日目、5日目にパブに行き、それ以外の夕食はコテージで自炊することに。
1日目は、宿泊していたコテージの近くにあるパブへ行ってみました。
メニューは、パブにありがちな「ステーキ」、「バーガー」、「フィッシュアンドチップス」、「リゾット」(ベジタリアン向け)。夫はステーキ、私はバーガーを選びました。

「ステーキ」、「バーガー」、「フィッシュアンドチップス」は、イギリス国内どこのパブでも食べれます。
なので、3日目は、少し違ったメニューのあるパブへ行こうと、ネットで何店かのパブのメニューをチェック。「シュニッツェル」、「ウサギの煮込み」、「ムール貝」といった、他のパブとは少し違うメニューのあるパブを見つけ、そこへ行くことに。
なので、3日目は、少し違ったメニューのあるパブへ行こうと、ネットで何店かのパブのメニューをチェック。「シュニッツェル」、「ウサギの煮込み」、「ムール貝」といった、他のパブとは少し違うメニューのあるパブを見つけ、そこへ行くことに。
観光地のパブは混んでいて、予約が必須のパブが多いので、予約を入れました。

パブでテーブル席に着き、メニューを手に取ったら、「シュニッツェル」、「ウサギの煮込み」、「ムール貝」などはメニューになく、「ステーキ」、「バーガー」、「フィッシュアンドチップス」、「シーザーズサラダ」、「リゾット」しかないんですね。
ウェイトレスに聞いたら、「今、古いメニューから新しいメニューに移行している途中。このメニューの料理しかできない」とのこと。ええ~本当か。
周りのテーブルの客も、メニューを見て、私たちと同じジレンマに陥っている様子。でも、みな、予約して来たので、今さら店を出ることもできず、何か注文しているという感じでした。

仕方が無いので、夫はフィッシュアンドチップス、私はシーザーズサラダを注文。なんだか騙されたような気になってパブを後にしました。
ちなみに、ついさっき、このパブのメニューをネットでチェックしたら、まだ「古いメニュー」が載っていました。これは、「予約客を獲得するための偽メニュー」なのではないかと、うがった見方をしてしまいます。

考えてみると、最近は、メニューに「ステーキ」、「バーガー」、「フィッシュアンドチップス」、「リゾット」(ベジタリアン向け)だけが並んでいるパブも少なくありません。
以前は、もっとメニューが多かった気がするのですが、コロナ渦や物価高のために、コストダウンを迫られ、食材の無駄を減らそうと、メニューをスリム化しているパブが多いのかも知れません。
コッツウォルズでは、「B&B 兼 パブ」のパブが多かったです。
以前は、もっとメニューが多かった気がするのですが、コロナ渦や物価高のために、コストダウンを迫られ、食材の無駄を減らそうと、メニューをスリム化しているパブが多いのかも知れません。
コッツウォルズでは、「B&B 兼 パブ」のパブが多かったです。

そして、コッツウォルズ最終日である5日目の木曜日。この日は、オックスフォードに寄ってランチを食べる予定にしていました。
「もうパブはいいや」と思い、あらかじめネットでレストランを調べ、インド料理店へ行くことに。さまざまな小皿料理を組み合わせたメニューが売りのレストランです。
このインド料理店のWebサイトに書かれた情報によると、このインド料理店は水曜日までホリデーで休業にしていて、木曜日から再開するのだそう。

そして木曜日当日。オックスフォードに着き、このインド料理店へ行ったら、店は閉まっていました。木曜日から営業再開のはずが、気が変わったようで、店頭に貼られた紙によると、来週から営業再開するという。ええ~、マジか。
仕方ないので、付近のレストランの中で、良さそうなレストランを選び、入ってみました。魚専門の地中海料理のレストランです。
注文したのは、手前から時計回りに、「イタリア産の黒ライスと赤身魚のグリル」、「グリーンサラダ」、「フリットミスト」です。夫とシェアして食べました

イタリア料理の味付けで、どの料理もとても美味しい。「今回の旅行ではレストラン運が無い」と、半分やけになって入ったレストランだったのですが、ここは大当たりでした。旅の最後の外食。「終わり良ければすべて良し」ですね。
それにしても、近くのテーブルに座っていた40代ぐらいのイギリス人男性客二人は、フィッシュアンドチップスを食べていました。地中海料理の美味しいレストランで、フィッシュアンドチップスを食べるなんて。。。と思ったのですが、まあ「イギリス人らしい」です。
それにしても、近くのテーブルに座っていた40代ぐらいのイギリス人男性客二人は、フィッシュアンドチップスを食べていました。地中海料理の美味しいレストランで、フィッシュアンドチップスを食べるなんて。。。と思ったのですが、まあ「イギリス人らしい」です。
デザートはプロフィット ロール。

イギリスは、昔から「食事が美味しくない」ことで有名です。イギリスを旅するときには、「土地のものを食べる」などと変にこだわらずにいたほうが、美味しい料理に巡り合えるのかも。これも、今回の旅行の大きな教訓の1つでしょう。
*写真を載せたパブは、食事したパブではなく、通りがかったパブです*
*写真を載せたパブは、食事したパブではなく、通りがかったパブです*
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