今回のコッツウォルズ旅行では、いわゆる「観光地」と呼ばれる場所へ行くと、観光客の熱気に押されるのと、商業的な部分が目について、いまひとつ気分の盛り上がりに欠けていました。
そんなコッツウォルズ旅行二日目に、夫が行きたいと言った「スノーヒル・マナー」へ行ってきました。
スノーヒル・マナーは長い歴史を持っており、821年から1539年までは修道院が所有していました。1951年からナショナルトラストが管理運営しています。
日本のガイドブックだと、スノーヒル・マナーはほとんど触れられていません。
夫いわく、1900年代初頭から1951年まで所有者であった人物が、いわゆるコレクション・マニアで、いろいろなものを屋敷に溜め込んでいたとのこと。ふ~ん、ぐらいにしか思っていなかったのですが。。。
夫いわく、1900年代初頭から1951年まで所有者であった人物が、いわゆるコレクション・マニアで、いろいろなものを屋敷に溜め込んでいたとのこと。ふ~ん、ぐらいにしか思っていなかったのですが。。。
行ってみて驚きました。コレクションの山、山、山。中身も徹底しています。
この収集家の名前は、チャールズ・ウェイド。こんなハンサムな人だったそうです。
さまざまな家具をコレクションしたら、家具に入れるものにも凝りたくなり、飾り棚式の家具はドールハウスにして、ドールは自分で作ったとのこと。ここまで極めるなんて、すごいです。
この部屋では、昔の自転車や乳母車が展示されています
はじめは、「ふ~ん」と思いながら回っていたのですが、次に部屋に入るたびに、「すごい~」の言葉が漏れてしまいます。
ナショナルトラストのボランティアの人たちが、各部屋で説明してくれるのですが、ボランティアの説明員さんたちのその熱い説明から、チャールズ・ウェイドへの思いがよくうかがえます。
はじめは、「ふ~ん」と思いながら回っていたのですが、次に部屋に入るたびに、「すごい~」の言葉が漏れてしまいます。
ナショナルトラストのボランティアの人たちが、各部屋で説明してくれるのですが、ボランティアの説明員さんたちのその熱い説明から、チャールズ・ウェイドへの思いがよくうかがえます。
これは、蛾・蝶類を標本にしたものです
楽器のコレクションの部屋もありました。これは、コレクションのごく一部です
チャールズ・ウェイドのコレクションは、約24,000点。彼は、広大な屋敷はコレクションの展示場にし、自分は屋敷の脇にある小さなコテージに住んでいたそうです。
客人があると、嬉々として屋敷のコレクションを見せていたとのこと。
チャールズ・ウェイドのコレクションは、約24,000点。彼は、広大な屋敷はコレクションの展示場にし、自分は屋敷の脇にある小さなコテージに住んでいたそうです。
客人があると、嬉々として屋敷のコレクションを見せていたとのこと。
その広大な庭の一角に、村のミニチュア版が飾られていました。これも、チャールズ・ウェイドの自作だそうです。凝り性なんですね。
ナショナルトラストのパンフレットによると、チャールズ・ウェイドは建築家であり、収集家であり、詩人であり、芸術家であり、クラフトマン(工芸品のクリエイター)でもあったとのこと。
人間、ここまで「好きを極める」のは、経済的にとか、時間的にとか、家族の理解が得られないとか、何かと難しいかと思うのですが、ここまで好きを極めるとは、うらやましい限りです。こういう人生もなかなか楽しいでしょう。
こういうマニアックな人だと、生涯独身じゃなかったのかと心配になってしまいますが、パンフレットによると、晩年に妻を迎えたとのこと。よかったよかった。
こういうマニアックな人だと、生涯独身じゃなかったのかと心配になってしまいますが、パンフレットによると、晩年に妻を迎えたとのこと。よかったよかった。
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アメリ
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