これまで20年ほど夫婦をしてきた中で、夫は、「私が行きたいところ」や「私が食べたいもの」、「私が観たいモノ」(テレビや映画など)に反対したことがありませんでした。
かえって、夫から何かを提案することは、ごく少ないです。何かを提案するのは、私が8割、夫が2割という感じ。でも、私の提案にのって一緒にどこかに出かけたりすると、夫はとても楽しそうにしているんですね。
なので、「夫は自発的にしたいコトが少ない人」で、「いつも私の提案に便乗して楽しんでいるだけ」なのだと思っていました。
なので、「夫は自発的にしたいコトが少ない人」で、「いつも私の提案に便乗して楽しんでいるだけ」なのだと思っていました。
そんなある日、ドラマ「きのう何食べた」を観ていた時のこと。ゲイカップルであるシロさん(西島秀俊)と賢二(内野聖陽)が主人公です。
シロさんはゲイであることを周囲に知られるのを嫌がり、賢二と一緒に出かける時も、周囲にゲイだと気付かれないようにしています。
たとえばレストランなどで、自分たちの会話が周りの人に聞こえてしまって、周囲の人にゲイだと悟られるような状況になると、いつも機嫌が悪くなっていました。
賢二がガーリーな可愛いカフェへ行きたがったので、シロさんが一緒にそのカフェへ行くんですね。ガーリーなカフェなので、お客は若い女性ばかり。
シロさん・賢二の会話から、周囲のテーブルの若い女性たちにシロさん・賢二がゲイだと悟られても、シロさんはそのままカフェを楽しむんですね。
シロさん・賢二の会話から、周囲のテーブルの若い女性たちにシロさん・賢二がゲイだと悟られても、シロさんはそのままカフェを楽しむんですね。
そして、シロさんのセリフ。「なるべく賢二にはハッピーでいて欲しいと思っている。だから、賢二がうれしいんなら、別に全然いいんだって。賢二が幸せに感じるなら、これからはカフェぐらい何度でも付き合うよ」
このシロさんの言葉を聞いて、思わずハッとしたんですね。
これまで、夫は草食系なので私の「したいコト」に反対しないんだと思っていました。でも、そうじゃないのかもしれない。「私がしたい」から付き合ってくれているのかも。
考えてみたら、私自身も、夫が食べたいものや行きたいところがあれば、できるだけ叶えるようにしています。
ドラマ最終回の最後のシーンで、賢二が「ぼくたちの恋の鮮度、落ちていないよね」と言うシーンがあります。
コメント