お隣さんとの間で騒音問題(ホットタブ)が発生してから、はや二年。役所への相談を開始してから、一年経ちました(「イギリスのご近所迷惑、その2」、「ご近所の騒音問題、その後の展開」)。
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イギリスでは、ご近所と何か問題があった場合は、「①当人同士で話し合う」→「②相手にレターを出す」→「③役所に仲介してもらい話し合いをする」→「④役所に調査してもらい、必要に応じて役所から命令を出してもらう」→「⑤民事裁判に進む」というプロセスになります。

昨年春から「③役所に仲介してもらい話し合いをする」を開始したのですが、「隣人に話し合いを拒否された」ので、今は「④役所に調査してもらい、必要に応じて役所から命令を出してもらう」の段階です。
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今回、役所から指示で、3月末から1週間、騒音が発生したらその都度録音し、4月上旬に役所に1週間分のデータを提出しました。

そして明日、役所の担当者が我が家に来て、実際の騒音を確認するとのことです。

「ようやくここまでプロセスが進んだ」という安堵感がある一方で、役所は人手・コスト不足のおりなので、手間をかけずに済まそうと、役所の担当者から「これは騒音じゃないですね」と言われて終わるんじゃないか、という不安感もあります。

ちなみに、夫が想定している「ゴール」は、音が聞こえなくなること。具体的には、「ホットタブを移動する」とか、「ホットタブに消音用のマットなどを付ける」という方法になるのでしょう。
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「騒音」の定義って、難しいですよね。騒音というと、「大きな音」というイメージがあるけれど、「大きい音だけが騒音」という訳じゃないと思うんですね。「小さくても騒音だ」という場合もあると。ホットタブの音も、音自体は小さいけれど騒音の類になると。


ホットタブにはポンプが付いていて、水を消毒するために、ホットタブを使っていないときも、ポンプをオンにして稼動させる必要があるそうです。

ポンプ音自体は大きくないのですが、エアコン室外機と同じような「ブーン」という低周波音がして、テレビを付けていても、ベッドで布団を頭からかぶっても、どこまでも付いてきます。そして、朝8時から深夜1時までランダムに音がします。
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難しいことに、騒音って「主観的なもの」ですよね。ある人にとっては「騒音」でも、別の人にとっては「騒音じゃない」ということが往々にしてあります。

例えば、私は隣人のポンプ音を「嫌だなあ」と、ちょっとカリカリする程度なのですが、夫はこの音で「不安神経症」になってしまいました。
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私たち夫婦は、数年以内を目途に田舎へ引っ越すことを予定しているのですが、騒音問題についてある程度の解決を見ないと、買手が付きにくいんじゃないか、という心配もあります。

家を売る時に、契約書に、「過去のトラブル」を書く欄があり、記入しないと裁判になることもあるんですね。なので、いったん始めたからには、何とか決着を見ないと後に引けない、というわけなのです。
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明日のことを考えると、安堵感と不安感が入り混じった複雑な気持ちになります。でも考えてもしょうがないですよね。なるようになる、ケセラセラ。そして、どちらにころんでもいいように、心の準備だけはしておきたいです。

*写真は、2019年に行った庭園「スタンデン」のチューリップフェスティバルで撮ったものです。コロナ渦になってからは、予算不足で、「スタンデン」のチューリップフェスティバルは行われなくなってしまったのが、やや寂しいところです。


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