イギリスには「プロパティ・ラダー」という言葉があります。

文字どおり、プロパティのラダーを登る(不動産のハシゴを登る)という意味で、若い頃にまずは小さな家を買い、家族が増えるにつれて大きな家に住み替えていく、という意味です。

ここ10年ほどは、住宅価格が高くなり過ぎて、この「プロパティ・ラダー」が機能しなくなっていると言われています。住宅価格が高いうえ、賃貸の家賃も高いので、一つ目の家を買いたくても、なかなか頭金を貯めることができないんですね。

ちなみに、先月に見たニュースでは、ロンドン市内の場合、賃貸の家賃(一軒家とアパートを合わせて)の平均額は2,500ポンド(約412,500円)だとのこと。イギリス国内では、ロンドンの住宅・賃貸価格は、ダントツで高いです。
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ロンドンには、投資目的の億ションも多いです。この家賃2,500ポンドは中央値ではなく平均値なのですが、それでも、このような高い家賃を払いながら、家購入の頭金を貯めるというのは、至難の業でしょう。


じゃあ、家の値段をできるだけ低く抑えよう、というわけで、ロンドンでは、ここ数年、「マイクロフラット」というモノが出現してきました。文字どおり、「極小サイズのフラット」なのですが、生活に必要なモノは一通り揃っているそうです。

テレビの下は、台所のシンクになっています。右側のベッドの下は、キッチンになっていて、食器棚や電子レンジが組み込まれています
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シャワーをあびると、シンクやトイレも濡れるんですね。。。
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コロナ渦が始まってからは、在宅勤務が多くなったので、「ロンドン市内に住み続けなくても、仕事はできる」と、住まいをロンドン市内から電車で1~2時間ほどの郊外や田舎へ移す人が増えています。

毎日の通勤は嫌だけれど、通勤が隔週とか週イチならば、長い通勤時間に耐えてでも、住宅費が超高いロンドンを離れて、ロンドンよりも大きな家で、自然に囲まれてのんびり過ごしたい、というわけです。

なので、ここ2年ほどは特に、ロンドンから電車で1~2時間圏内の地域で、住宅の需要が増え、住宅価格がかなり上がってきています。


そんなイギリスの住宅事情ですが、今朝のニュースによると、英紙「イブニングスタンダード」が、「イギリス国内で最も暮らしやすい街」の一位として「Wadhurst」(ワドハースト)を発表したとのこと。
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審査員による厳正な評価の結果、候補となった他の71の街を排して、第一位に輝いたとのことです。
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ワドハーストは、イギリス南東部にある、人口5,000名弱のこぢんまりした街なのですが、景色や、街並みや、学校、交通の便などから、第一位になったとのこと。調べてみたら、我が家から車で50分ほどの距離でした。
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自然がいっぱいで、街並みも綺麗。チェーン店ではなくて、雰囲気のある個人商店がたくさんある。たしかに、イギリス人が好みそうな街だな~と感じます。
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私たち夫婦も、長くても2年以内ぐらいには、田舎へ引っ越すように予定しているので、こういう「暮らしやすい街」情報には敏感になっています。自分に合った「終の棲家」「終の土地」を見つけたいものです


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