今日、英国のこの2月のインフレ率が発表されました。前年同期比で10.4%とのこと。ちなみに、英中央銀行のインフレ目標は2%。

昨年10月には11.1%だったインフレ率も、1月には10.1%と下がったので、今後もインフレ率は徐々に下がり続けるだろうと、イギリスでは楽観視されてきたのですが、期待が裏切られた格好です。

インフレ率を押し上げている要因です。住居費(住宅ローン・家賃)と公共料金が26.6%、食料品が18%と、これらの生活必需品で50%近くを占めています。
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ニュース記事では、2月に起こった「野菜品不足」のせいで、野菜の価格が上がり、それが2月のインフレ率上昇の一要因になっていると言っているのですが、そんな簡単なモノではないような気がします。たとえば、スーパーへ買い物に行くと、あらゆるモノが高いままです。
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そんな今朝、こんな記事を見ました。



これによると、「スーパー独自ブランドの商品」は、もともと低価格品の位置付けなので、「有名ブランド商品」よりも2~4割ほど安いのが常なのですが、この「スーパー独自ブランドの商品」が、「有名ブランド商品」よりも値上げ率が高くなっているそうです。

主要スーパー八社で、一般的な商品の年間インフレ率を調べたところ、16.5%だったとのこと。ただし、「スーパー独自ブランドの商品」だけを取り上げると、インフレ率が100%を超える(つまり価格が2倍以上になった)商品が多いとのこと。以前の価格と比べて、アスダの自社ブランドシリアルが129%高、ウェイトローズの自社ブランドのモッツァレラチーズが121%高とか。


また、値上げ率の高いスーパーは、一位がアルディ、二位がアスダ、その後、モリソンズ、ウェイトローズ、セインズベリー、テスコ、オカドと続くそうです。アルディもアスダも、低価格路線のスーパーですが、物価高で体力が厳しいということなのでしょう。


イギリスでは、昨年から電車会社、医師・看護婦・救急隊員、郵便局、入国審査スタッフ、教師など、ありとあらゆる業種で賃上げを要求してストが行われてきましたが、最近、労使の交渉が徐々にまとまりつつあり、大幅な賃上げが見込まれています。こういった賃上げも、今後、モノ・サービスの価格に反映されるでしょう。


そして、4月には、カウンシルタックス(日本の固定資産税に似た税)、ブロードバンド、水道料金なども、続々と値上げが決定されています。

今のエネルギー危機が解消されても、物価が元のに戻ることは永遠になく、ある程度の物価高がこのまま続き、これがニューノーマルになっていくのでしょう。

物価高だと言われると、財布のひもを引き締めがちになってしまいます。こういう風にして消費意欲ってしぼんでいくのかも知れません。かけるところにはかけて、引き締めるところは引き締める。賢くお金を使いたいです。


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