私が若い頃には、英語の授業といえば、「文法」と「読み書き」ばかりで、「聞く話す」はほとんどありませんでした。
日本で普通の教育を受けてきた日本人(私もこのくクチですが)は、外国語で「聞く話す」が苦手な人が多いのではないでしょうか。
特にイギリスに住み始めた当時に思ったのは、日本人って、「自分の喋っていることが文法的に正しいかどうか」に気を取られて、言葉がなかなか口から出てこないんだな~、ということでした。私もモロにそれでした。
その中で、「へぇ~」と開眼したことがあります。
渡英して1年目に、夫の友人であるフランス人カップルが、フランスから遊びに来て、我が家に数日泊まったことがありました。
奥さんの方は、若い頃にイギリスで働いていたこともあり、英語に変なアクセントも無くそこそこ上手なのですが、ご主人は、文法や語彙も少し怪しい、いわゆるブロークン英語。
ただ、話をしていて面白いのは、ご主人のほうなんですね。
何故か。当たり障りのないことを言うのではなく、自分の意見をしゃべるから。あ~、面白いと思って、話を聞き入ってしまうんですね。
このときに、たとえ、よどみなく話せなくても、話に深みがあれば、あまり関係ないんだな~と実感。そう思ったら、英語で話をするのが一気に楽になりました。
コメント
コメント一覧 (4)
英語でコミュニケーション・・・
私も、米国在住の頃は、失礼の無いように、慎重に言葉を選んで話をしていましたが、『そんなにキチンと、丁寧じゃなくていいよ。』と言われていました。
今、日本に住む外国人介護スタッフの話を聞きますが、一生懸命、自分の思いを話してくれます。
そんな時、コミュニケーションの為に言葉を話す事は大事ですが、思いをどれだけ伝えられているかな、と感じたりします。
バラバラの単語をつなぎ合わせて、理解する事もあります。
文法は、間違っていないかな?とか、この言い方の方が丁寧かな?とか、気にしながら話をしていた自分を思い出してしまいました。そんな、拙い私の話を、頷きながら聞いてもらっていた頃もあったなぁ・・・と。
外国での生活は、言葉だけではない、いろいろな学びがあるなぁー…と思いました。
アメリ
がしました
オーストラリアに長年住んでいます。
夫婦喧嘩が英語上達の一番のコツ、ほんとその通りで笑っちゃいました😆
絶対このことは言わずにおれない!と辞書をひきつつ捲し立てておりました。やらないのが一番ですけどね。
どうしても伝えたいことがあると文法なんかは多少置いといても頑張れますね。
アメリ
がしました