私が若い頃には、英語の授業といえば、「文法」と「読み書き」ばかりで、「聞く話す」はほとんどありませんでした。

日本で普通の教育を受けてきた日本人(私もこのくクチですが)は、外国語で「聞く話す」が苦手な人が多いのではないでしょうか。


特にイギリスに住み始めた当時に思ったのは、日本人って、「自分の喋っていることが文法的に正しいかどうか」に気を取られて、言葉がなかなか口から出てこないんだな~、ということでした。私もモロにそれでした。
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その中で、「へぇ~」と開眼したことがあります。

渡英して1年目に、夫の友人であるフランス人カップルが、フランスから遊びに来て、我が家に数日泊まったことがありました。

奥さんの方は、若い頃にイギリスで働いていたこともあり、英語に変なアクセントも無くそこそこ上手なのですが、ご主人は、文法や語彙も少し怪しい、いわゆるブロークン英語。

ただ、話をしていて面白いのは、ご主人のほうなんですね。

何故か。当たり障りのないことを言うのではなく、自分の意見をしゃべるから。あ~、面白いと思って、話を聞き入ってしまうんですね。

このときに、たとえ、よどみなく話せなくても、話に深みがあれば、あまり関係ないんだな~と実感。そう思ったら、英語で話をするのが一気に楽になりました。
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日本人同士で日本語で喋るときでも、当たり障りないことを喋っているよりも、相手の「人となり」が見えたときのほうが、話していて楽しいですよね。

英語でも、それ以外の言語でも、それは多分、同じなのでしょう。そして、そういう会話が、相手との関係を深めてくれる気がします。
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英語力という意味では、英語が一番上達したのは、夫婦喧嘩でしょうかね。思っていることをきちんと伝えないといけないので、夫婦喧嘩はいい練習になるかも。喧嘩をしないに越したことはないですけどね


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