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昨晩のニュースで、「週1回注射するだけで体重が減る」という薬「セマグルチド」が、イングランドのNHS(国営の健康医療サービス)で認可されたというニュースをしていました。

この注射を打つと、満腹感が出て食欲がなくなるという。既にアメリカでは、イーロン・マスクを始めとする富裕層が使っていて、かなりの効果が出ているらしい。ただ、アメリカでは価格が高すぎて、使っているのはもっぱら富裕層のみとのことです。
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イングランドのNHS(国営の健康医療サービス)でこの注射を打つ場合、2年間コースで、週一回自分で打つらしい。価格もNHS価格なので、処方箋ベースの安い価格になるのでしょう。

臨床試験では、2年間での体重減は平均で「体重の10%」と、効果が大きかったとのこと。注射を週一回打つだけで痩せられるなんて、まさに夢の薬でしょう。


ただし。。。臨床試験では、2年間の注射期間が終わった後で、注射を止めると、ほとんどの人が元の体重に戻ったそうです。どんなに「夢のダイエット法」でも、結局は、自分で自分の食欲をコントロールできるようになるしかない。「自分の努力が必要」という事なのでしょう。
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昨夜のニュースによると、今では、イングランドの成人女性の60%、成人男性の68%がオーバーウェイト(太り過ぎ)またはObesity(肥満)だそうです。このままいくと、普通体系~やせ型の人は、少数派になっていく勢いです。


肥満人口が増えると、2型糖尿病、心臓病、一部のガン等のケースが増えて、NHS(国営の健康医療サービス)の財政が圧迫されてしまいます(NHSは税金で運営されていて、治療を受けるのは基本的に無料)。

なので、NHSでは、まずは肥満人口を減らそうと、肥満の人にさまざまな治療を提供しています。

その中の一つとして、「超肥満」の人には、胃の大部分を切除するという手術も提供しているのですが、この胃切除の手術を受けるには、「規定の肥満度」を超えないといけません。

数年前に見たテレビ番組では、肥満の女性がどうしてもこの「胃切除の手術」を受けたくて、「規定の肥満度」を超えるために大食いしていました。自力で痩せる努力はできないので、今よりも太って「規定の肥満度」に届いて、胃切除の手術を受けたいと。

ここまでいくと、本末転倒ですよね
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私が子供の頃は、イギリス紳士というと、細身でシルクハットと杖が似合うイメージがあったものです。でも、アメリカ食や手軽なレディミールなどの影響で、イギリス紳士の風貌は大きく変わってしまいました。

2035年には、地球の人口の半分以上が「オーバーウェイト」(太り過ぎ)または「肥満体」になると予測されているそうです。
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私も歳を取るに従って、太りやすく痩せにくくなったので、体重・体調管理は他人事ではなくなりました。。。意識してジョギングしたり。ガーデニングも一種の運動なので、そこそこ役立っているかなと。

そして、何事も「適度」が大切、行き過ぎは禁物なのかも。適度な「食欲」を楽しみながら、「食欲」も「ダイエット」も行き過ぎずに、人生を楽しみたいものです。


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