日曜日に、夫と一緒に、イギリス版 蚤の市「カーブーツセール」へ出店してきました。

昨年7月に義母が亡くなってから、残された大量の不用品を整理するために、何度かカーブーツセールへ出店してきましたが、その成果で、不用品もかなり減ってきました。
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何度か出店して気付いたのは、「こういったカーブーツセールの客は、常連さんが多い」ということです。毎回、同じ人たちを見かけます。

カーブーツセールは、1ポンド(約160円)~3ポンド(約480円)ぐらいの小銭で買える品がほとんどなので、日曜の朝に小銭を握りしめて「楽しみ」半分、「掘り出し物を見つけたさ」半分で、常連客になっている人が多いようです。
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夫の友人Aの父親が数年前に亡くなったのですが、そのときに、ガレージから山のような「カーブーツセール戦利品」が出てきたそうです。友人Aの父親も、常連客の一人だったのでしょう。特に、同じ本が3冊もあったのには、友人Aも驚いたとのこと。
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今回出店したのは、ドーキング(Dorking)のカーブーツセールです。ドーキングのカーブーツセールには、昨年9月と11月に出店し、今回で3回目の出店になります。

ドーキングと言えば、推定年齢60歳の強烈な「値切りおじさん」が印象的です。ドーキングのカーブーツセールに初めて出店したときに、「このおじさんが夫と壮烈な「値切りバトル」を繰り広げました。
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昨年9月に初めて出店したときに、この「値切りおじさん」が私たちの「ポータブルDVDプレーヤー」に注目。値段を聞いてくるも、夫が「35ポンド」(約5,700円)と答えたら、「高いよ。5ポンドにしろ」と。そして、20分おきに、ポータブルのDVDプレーヤーを指さして、「これ、いくら」と聞いてくるんですね。違った値段を間違えて言うのを待っているのか、値下げするのを待っているのか。

カーブーツセールでは、みな、値段の交渉をして、時間が経っても売れない物は、徐々に値下げしていきます。でも、このおじさんの「5ポンド攻撃」に夫は飽き飽きしたようで、夫も、かたくなに「35ポンド」から下げない。「5ポンドおじさん」と夫の攻防は、ちょっと面白い光景でした。

ドーキングで2回目に出店したときも、このおじさんが出現。そして、3回目のこの日も、もちろん出現。
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夫はこのおじさんを、「値切り屋」と認定して敵視。このおじさんも、夫のことを「やっかいだ」と思っているようで、お互いに目の端で、相手の様子をチラチラ睨んでいるのが分かります。

いやですよね~、こんな変な「緊張感」。
夫がトイレ休憩中に、このおじさんが来店したので、「鬼(夫)の居ぬ間」と思って色々としゃべっていたら、おじさんも少し心を開いてくれたようで、それまでの仏頂面を崩して笑顔になり、カーテンポールとか、イースターエッグの置物とか、いろいろと買ってくれました。


人間って、一人一人個性(癖)があって面白いですよね~。でも、先入観で相手への態度を硬化させてしまうと、相手も「かたくな」になるでしょう。そうすると、ちょっとした触れ合いなんかも出来なくなって、もったいないと思うんですけどね


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