イギリスでは、クリスマスの翌日12月26日は、「ボクシング・デー」(Boxing Day)と呼ばれていて、休日にあたります。日本の1月2日みたいな感覚です。

ボクシング・デーにはバーゲンが始まるので、ロンドン市内の主要デパートなどは、ニュースで報道されるほどの、ものすごい人混みになります。

でも、ボクシング・デーは、ごく限られた本数の電車しか走らないので、私のように郊外に住んでいる人は、ほぼ車しか足がなくなり、家でゆっくり過ごす人が多いです。まさに、「お正月三が日」のような過ごし方になります。


そんな昨日のボクシングデー。お天気が良いので、今年やり残していた「球根植え」をすることにしました。

ボクシングデーにガーデニングをするなんて、「お正月三が日」にガーデニングをするようなものです。人目を気にして、ちょっとひるんだのですが、夫曰く「この国では、(人に迷惑をかけなければ)したいと思ったコトをすれば、いいんだから」。

まあ、そうですよね~。
12月に入ってからは、寒波で雪とか、雨の日が続いていて、この日を逃すと、年内に球根を植えれなくなります。というわけで、昨日12月26日は、一日庭に出て球根を植えていました。

植えたのはチューリップの球根で、全部で90個です。最近は、花びらがダブルの、ふわっとしたチューリップが好きで、今年はそんな感じのチューリップで揃えてみました。左上から時計回りに、アンクル・トム、マウント・タコマ、アンジェリク、オレンジ・アンジェリクです。
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最近、夫との間で、「田舎への引っ越し」の話題がよく上るようになりました。

私たち夫婦は、もともと、「近居の義母が亡くなって」かつ「夫がリタイアしたら」、田舎に引っ越そうと言っていました。義母が亡くなるまで、あと10年ぐらいかな~、引っ越しはずいぶん先の話だな~、と思っていたのですが、今年7月に義母が死去。

夫のリタイアまで、まだ3年ほどあったのですが、ここにきて夫も、「職場で早期退職パッケージが出たら、取ってリタイアしたい。来年にはリタイアするかも」とのこと。「田舎への引っ越し」が、がぜん、現実味を帯びてきたというわけです。


でも「引っ越し」を考えると、どうしても考えてしまうのが「庭」のことです。
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私のガーデニング歴は約7年と、それほど長くありませんが、のめりこむ性格なのもあり、庭にかなり手をかけてきました。真冬以外は、一日1回見回りをし、害虫駆除や剪定をしたりして、こまめにメンテナンスしてきました。私たちが引っ越した後、きめ細かく世話をする人が居なくなれば、庭も荒れてしまうでしょう。
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夫に、「引っ越す前に、手がかからない、ローメンテナンスの植物に植え替えたほうがいいのかな~」と言ったら、「最近は一家で車を2~3台持つ家庭が多いから、前庭もコンクリートで固められて駐車スペースになるかもしれない。せっかくローメンテナンスの植物に植え替えても、無駄になるかも知れないから、植え替える必要は無いでしょう」と。
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確かに。
私にとっては、庭いじりは「癒し」で、たとえ害虫駆除や剪定などの作業でも、植物に触れている時間は、気持ちが安らぐひと時です。でも、ガーデニング大国のイギリスと言えども、庭造りに全く興味のない人も多いです。
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来年は、もしかしたら、この子達が綺麗に咲く最後の一年になるかも知れない、と思うと、寂しいけれど、私がここに住んでいるうちは、のびのびと咲いてもらえるように、丹精したいです。

**チューリップ以外の写真は、我が家の前庭の写真です**


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