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ここイングランド南東部では、先週 金曜日には、最高気温が22度と、秋にしてはポカポカ陽気だったのが、一昨日ぐらいから天候が一転して、雨風の強い日が続いています。この雨風の強い天候は、まさにイギリスの秋ですね~。


そして、夏は暑くて、食欲が落ちていたのですが、秋になり、涼しくなったら、がぜん食欲が出てきました。ちょっとまずいな~と思いながらも、「食欲の秋」とは、よく言ったものだな~と感心しています。

日本では、食材の「旬」が大切にされていますよね。秋なら、キノコ類やサンマ、カツオとか、果物なら柿、ブドウなんかが旬で美味しい。

そして、季節ごとに美味しい料理がありますよね。秋冬なら、湯豆腐や水炊きなどの鍋物とか、旬の食材を使った炊き込みご飯なんかも、美味しそうです。おでんもいいですよね。


イギリスにも一応、旬の食材があるのですが、スーパーで年がら年中、なんでも買えるので、食材に特別な「旬」感はほとんど無いかも知れません。料理も、年がら年中、同じものを食べている気がします。

ちなみに、イギリスで人気のある食べ物を調べてみたところ、昨年のある調査では、上位から順に「ローストディナー」、「フィッシュアンドチップス」、「ピザ」、「スパゲッティボロネーゼ」、「ステーキとチップス」、「ラザニア」、「チキンカレー」、「ソーセージとマッシュポテト」、「シェファーズパイ」「チリコンカン」でした。

イギリスの平均的な家庭は、一年を通じてこれらを食べている気がします。


そんなイギリスですが、ここ数年、秋を感じる食べ物があります。それは、夫がスロークッカーで作る「シチュー」です。秋に入って涼しくなると、戸棚の奥からスロークッカーが登場します。

もともと、スロークッカーは、夫が「欲しい」と言い出して買ったので、そのまま自然に、「スロークッカーでの料理」は夫担当になりました。秋冬は、週末に夫がスロークッカーで料理することが多いです。

先週末は、今年の秋 初めて、夫がスロークッカーで料理しました。

材料は、骨付きリブ肉、ベーコン、エシャロット、プルーン、ガーリック、シナモンスティック、ベイリーフ、ローズマリー、クミンシード、赤ワイン、レッドワインビネガーです。

肉と玉ねぎ類をそれぞれ炒めてから
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材料をスロークッカーに投入して、8時間ほど煮込みます。
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ポレンタと温野菜を添えて食べました(後ろはビールです)。スロークッカーで8時間煮込んだので、肉もお箸で切れるほど柔らかいです。
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最近では、イギリスのレストランも、ずいぶん美味しい料理を出すようになりましたが、やっぱり油分や塩分、カロリーが気になります。先日パブで見た「1590キロカロリー」は衝撃的でした。ボリュームも、ものすごい多い。

その点、自宅で作ると、調整できるので便利ですよね。


そして、スロークッカーの良いところは、「誰が作っても美味しくできる」(材料を投入して電源を入れるだけ)のと「節電になる」ことでしょう。

ここ何か月か、今年の冬は計画停電があるかも、と言われているので、できるだけ節電に努めているのですが、そういう意味でも、スロークッカーは優れものかも知れません。


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