昨日 日曜日に、7月に亡くなった義母の散骨をしてきました。

おりしも、今日 月曜日は、義母の誕生日。夫と義妹は、義母の誕生日付近に散骨をしたいと、かねてから希望していました。そのため、昨日に散骨となった次第です。

散骨した場所は、義母の実家の庭です。ちょうど1年前に、義父の散骨をした場所と同じ場所です。

義母の実家は、代々、商売をしていて、義母の弟(リチャード)が商売と家を継いでいます。一族が代々住んでいるので、土地が荒れることもなく、散骨先として安心できるというのが、ここを選んだ理由でした。


ということで、昨日の午後に、義妹、夫、私で、車で40分ほどの所にあるリチャードの家に行ってきました。

土曜日の夜から日曜日の昼頃まで、大雨が降っていたのですが、昼過ぎから運よく快晴になりました。風もなく、上着なしに長袖一枚でも、暖かく感じる日差しでした。

散骨には、リチャードの家族も参加しました(リチャード、リチャードの妻、三人の子供、その配偶者三人で、計8人)。義妹、夫、私を入れて、総勢11人。

家に付属している裏庭とは別に、広い土地があり、これも庭です。この土地で散骨をしました。
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ちょうど1年前に、義父の散骨をした場所と、同じところに散骨しました。左側にある、横たわっている木のそばです。奥に見える青いのは、納屋です。
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この木は、もともと、カエルや昆虫などが住み着くように、この場所に横たえられていました。この木のそばに散骨すれば、のちのちに木が目印になって分かりやすいだろうというのが、ここを選んだ理由です。

右側に若い木がありますが、これは、義父の散骨をした直後に、記念に植えたものです。

義父と義母は、町のダンスパーティで知り合って結婚し、結婚後も一緒にダンスに出かけたり、二人で旅行したりするなど、ずっと仲が良かったです。義父は晩年にパーキンソン病にかかり、認知症も入っていたので、義母は「昔のあのひとじゃない」と嘆いていましたが、亡くなった今は、仲の良い元の二人に戻っていることでしょう。

予想していたことですが、夫が大泣き。私も、つい、もらい泣きしてしまいました。一人一本ずつ、白いバラをたむけました。
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散骨が済んだら、リチャードに家に戻って、総勢11人でアフタヌーンティーをしました。サンドイッチも、スコーンも、ケーキも、すべてリチャード家族の手作りです。
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これは、卵のサンドイッチ
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左側が、「きゅうりのサンドイッチとハムのサンドイッチ」、真ん中が「スモークサーモンのサンドイッチ」、奥にあるのが、ちょっと見えにくいですが、「チキンのサンドイッチ」です。
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お腹が空いていたので、ボリュームのある「チキンのサンドイッチ」に一番手が伸びました。「スモークサーモンのサンドイッチ」も定番中の定番で、美味しいですよね。

サンドイッチが済んだら、スコーンです。このスコーンも手作りで、リチャードの二女の婿が作ったそうです。硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどよい具合に焼きあがっていました。
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ジャムは、ボンヌママンのラズベリージャムといちごジャムのほかに、リチャードの長女手作りの「アップルブラックベリー・ジャム」がありました。私はこの手作りジャムを選択。甘すぎず、フレッシュなジャムでした。

ケーキは3種類です。まず、アップルケーキ。生地がクランブルっぽく、サクサクして美味しかったです。
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手前がフルーツケーキ、奥がチョコレートケーキです。スコーンを食べ終わった頃には、もうお腹がパンパンだったので、アップルケーキを少しだけ食べて、あとはお土産に切り分けてもらいました。
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散骨だけだったら、悲しい気持ちをかかえたまま、家路に着いたのでしょう。リチャードもその奥さんも、義母が亡くなって以来、ずいぶん泣いたそうです。

昨日はみな、悲しい気持ちをひきずりたくなくて、そして、義母の思い出が悲しい気持ちにつながらないように、終始、明るい話題でおしゃべりを楽しんでいました。家族の暖かさが心にしみた午後でした。


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