6月に入ってから、パッタリと雨が降らなくなったイングランドですが、今日、とうとう政府から「干ばつ宣言」が出されました。「干ばつ宣言」が出されると、水道会社は、水使用量を制限すべく、ホース禁止令以外にも、より厳しい対策を行うことができます。
黄色の地域が、干ばつ宣言が出た地域です。

ホース禁止令も、8月5日からハンプシャー州とワイト島で、今日8月12日からケント州とサセックス州で始まり、8月19日からウェールズで、8月26日からヨークシャー州で予定されています。
そして、ロンドン・ケント州・サリー州等に水を供給しているテムズ・ウォーター水道会社も、来週にホース禁止令の詳細を発表するとのこと。
私が住んでいる地域は、水不足が深刻な地域なのですが、水道会社(Sutton and East Surrey Water)からは、節水を大きく呼び掛ける声はあるものの、ホース禁止令の話はまだ聞こえてきません。
他の水道会社の貯水池が、地上の貯水池(湖など)が主なのに対して、私の水道会社は、地下に広大な貯水池があるので、今の猛暑の中でも、貯水池が干上がるのを免れている様子です。
ヨークシャー州西部の貯水湖の様子です。上が2020年12月、下が2022年7月です。
ヨークシャー州西部の貯水湖の様子です。上が2020年12月、下が2022年7月です。

我が家はここ1か月ほど節水に努めているのですが(「水不足のイギリス、我が家の節水方法」)、水不足に対する考え方は人それぞれのようで、最近、う~ん、とうなってしまうことがよくあります。
我が家の隣人は、芝生に執念を燃やしているようで(イギリス人あるある?)、ほぼ毎晩、夜から朝まで8時間ほどみっちり、裏庭の芝生にスプリンクラーで水やりしています。スプリンクラーの水って、けっこう大きな音がするんですね。毎年夏は、雨が降っているのかと思ったら、どうやらお隣のスプリンクラーの音らしい、というのがよくあります。
お向かいさんも、毎日ホースで水やりしています。水やりが必要な場所にピンポイントで水やりするのではなく、あちこちにジャージャー1時間ぐらい散水。ホース禁止令が出ていないので、ホースで水やりするには一向にかまわないのですが、ちょっとモヤモヤしてしまいます(なので、そういう場面を見ない・出くわさないようにしています)。
あと、先日、朝のジョギングをしていたら、近所に住んでいる、夫の幼馴染スティーブにばったり会いました。そのときに言っていたのが、猛暑で子供(ミッドティーン)にせがまれて家庭用簡易プールを買ったとのこと。小さいビニールプールかと思ったら、高さ1メートルとかなり大きく、1回使うと5,000リットルだかになるらしい。前回このプールを使ったときは、水を再利用(庭にまくとか)せずに、そのまま外の排水溝に流したとのこと。
ちなみに、イギリスの水使用量は、1日あたり1人152リットルだそうです。ホースやスプリンクラーは、1時間で1,000リットル。
必要なら、水を使ってもいいんです。でも、連日、「水不足」がトップニュースになっていて、農家が収穫できないとか、いろいろ報道されているのに、水の使い方にイギリス人の「超個人主義」があらわれているようで、少しモヤモヤしてしまいます。
でも、人って、「自分の信念に合ったこと」しか、できないんですよね。自分の信念に合ったこと」をするのが、一番すっきりするという。これは、コロナ禍の時にも、よく感じました。みな、自分の信念に合ったことをしているのでしょう。私も、自分の信念に合ったこと(節水)をするだけです


そして、日本人ならご近所さんなどの人目を気にして遠慮するようなことも、イギリス人は正々堂々としているのが、ある意味「すごいな~」と感じます。

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