ここイングランド南東部では、今日の最高気温は28度。

28度なんて、日本からすると、それほど暑くないように思えるかも知れません。でも、イギリスの家はレンガ造りで、時間と共に熱が蓄積されていきます。夜になるにつれて、家の中がどんどん暑くなっていき、夜寝るときには、家の「外」のほうがずっと涼しい、ということが起こります。クーラーも無いし。

考えてみれば、ほんの10年前は、夏の最高気温もせいぜい30度ぐらいでした。それが、ここ数年は38度前後にまで上がるように。
ロンドン
「2050年には、ロンドンの気候は、今のバルセロナの気候に近いものになる」という予測もあるそうです。個人的に暑さが苦手なので、リタイア後は、北に移り住みたいですね

年々暑さが増しているこのイギリスで、夏の暑い日になると、決まって出てくるのが「裸族」です。「裸族」といっても、さすがに全裸じゃなくて、男性なら「上半身裸」、女性なら「ビキニ」ぐらいですが。。。
裸
我が家のご近所でも、暑い日は、上半身裸のご近所さん(男性)が何人か出現し、堂々と洗車や庭仕事をしたり、ただ単にくつろいでいたり。目のやり場に困ることが、多々あります。

よく考えてみたら、「裸族の人」は、暑い日には絶対裸になっていて、「裸族でない人」は、どんなに暑くても絶対に裸にならないですね。面白いです。

そんな昨日、英紙に「裸族が店舗やレストランに行く際のルール」という記事がありました。


これによると、公共の場で半裸でいる目的が「涼しくいる」ことであり、「人に不快感を与える」ことや「性的にアピールする」ことが目的でなければ、ルール違反にはならないそうです。
裸5
それでも、他の客が不快に思うのを防ぐためなのか、「汗が食品に飛び散るから、衛生上よろしくない」という理由を付けて、ドレスコード「トップス着用」を設けるスーパーもあるそうです。実際に「裸族」の来店が多いのでしょう。

私がスーパーに行くのは、高齢者の多い朝一番なので、スーパーで裸族を見かけたことは無いのですが、昼間の時間帯は裸族もいそうです。
裸2
年々、暑くなっていくイギリス。超個人主義で、人目を気にしない人が多いので、これから「裸族」がどんどん増えていくのかも知れません。

ちなみに、夫は、夏は日焼けを防ぐために、外ではいつも長袖着用なのですが、寝るときだけ「裸族」で、素っ裸です。裸で寝ると解放感があって、心地よいそうです。

*写真はすべてお借りしました。

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