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最高気温17度の晴天の中、今日は、我が家から車で30分ほどの所にある「ヒーバー城」へ行ってきました。

イングランドでは、4月中旬から1か月ほどがチューリップの見頃です。ちょうど今週、ヒーバー城ではチューリップ・フェスティバルをやっているとのこと。夫婦そろってガーデニング好きの私たち、見に行かない手はありません。

ヒーバー城は、13世紀にカントリーハウス(田舎の邸宅)として建てられたとのこと。こうしてみると、要塞のように見えますが、お城の門をくぐると、チューダー様式の邸宅が建っています。
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1462年から1539年までは、ブーリン家が所有しており、ヘンリー8世の2番目の妻となったアン・ブーリンがその幼少期をこのヒーバー城で過ごしたそうです。

要塞の背後に立っている、チューダー様式の邸宅です。邸宅内は広く、オーディオガイド(無料)を聴きながら見学すると、1時間ほどかかります。
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ラウンジです。家具調度品の色使いが素敵です。右手奥のピアノも素敵でした。
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これは、ライブラリーです。重厚感がある中で、薄ピンクとグリーンの色使いが映えていました。
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お城の敷地の中には、邸宅部分がいくつかあるのですが、一部はホテルとして使用されており、宿泊できるそうです。これは、ホテルとして使用されている部分です。
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敷地内の中央を川が横切っていて、白鳥や鴨などの水鳥が多いです。ちょうど、ヒナがかえったところで、観光客に大人気でした。
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川面の水草が、とても綺麗でした。芝生の部分に、ところどころに白いものが見えますが、これは水仙です。
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敷地内を進むと、100メートルほどの長い回廊があり、回廊に沿ってチューリップが植えられています。
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チューリップに近付くと、こんな感じです。
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回廊を抜けて進むと、イタリアンガーデンに着きます。広い敷地が10メートル四方ほどの区画に小さく区切られ、それぞれの区画の中に、絵葉書のように庭の造作がされています。このような区画が20ほどありました。
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こんな区画もあります。
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花びらが繊細な形をした、パーロット咲きのチューリップが美しかったです。
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あちこちにチューリップが溢れていました。
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こんな水ガメもありました。昔は、暑い夏には、この水ガメに水を入れて涼を取ったそうです。
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100メートルほどの長さの楕円形の花壇に、チューリップが延々と植えられた区画もありました。ここは、チューリップの季節が終ると、ダリアが植えられるそうです。
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チューリップって、1年目は大きな花が咲くのですが、2年目からどんどん花が小さくなります。なので、花壇のチューリップは、毎年、新しい球根に植え替えているそうです。そして、前年の球根は、こんな感じの平原っぽいエリアに植え直すとのこと。
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ヒーバー城は、「イチイの迷路」や「水の迷路」が有名です。これは、ちょうど「イチイの迷路」を出たとこにある花壇です。チューリップが満開でした。
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そして、ヒーバー城といって忘れてはいけないのが、トピアリーです。映画「シザーハンズ」のようなトピアリーが至る所にあります。

手前がトナカイ、奥がカメです。大体、一年に一度、刈り込むそうです。
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これは何だろう。。。これもカメでしょうか。
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これは、チェスを模したトピアリーだそうです。後ろに並んでいるのが、チェスの駒です。キングの王冠も見えますね。
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ランチは、ヒーバー城のすぐそばにあるパブ「ヘンリー8世」で食べようと思っていたのですが、今日は貸し切りパーティーとのことで、泣く泣く諦め、ヒーバー城内のカフェで食べることに。

パブ「ヘンリー8世」です。写真はお借りしました。
パブ
カフェはセルフサービスになっていて、屋内と屋外のあちこちにテーブルがあります。晴天で心地よいので、屋外のテーブルで食べました。

悩んだ上、夫も私もフィッシュアンドチップスを注文。食事が美味しくないことで有名なイギリスですが、フィッシュアンドチップスは、数少ない「美味しい」食べ物の1つです。魚もフライドポテトも、カリカリで美味でした。タルタルソースを添えて。
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こんな感じで屋外にテーブルがポツポツ並んでいます。ピクニックをしている人も沢山いました。
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今日は晴天の中、美しいチューリップを堪能し、とても癒されました。イングランドの長い冬がようやく終わり、春の訪れと、まもなく訪れる初夏の気配を感じた一日でした。

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