火曜日から、義母が「背中が痛い」と寝込んでいます。トイレへ行く以外は、ほぼベッドに寝たきりです。

すぐに、GP(General Practice:かかりつけ医)に連絡したところ、『「持病の腎臓」か「腰痛」かどちらかでしょう』と、「鎮痛剤」を処方してくれ、「スキャン」を予約してくれました。
「スキャン」は、原因が腎臓なのか、それ以外なのかを特定するためです。

イギリスでは、スキャンなどの検査の予約を入れると、長い順番待ちになるのが常です。加えて、このコロナ禍で、病院は患者数が増え、スタッフの病欠も出るなど、病院はスタッフ不足で大変な状況です。

スキャンは来年になるかと心配していたのですが、大晦日の予約が取れました。イギリスの病院では、「高齢者」と「子供」は優先されるので、そのおかげでしょう(と言っても、予約を入れてから10日間後というのは、日本に比べるとかなり長いですが。。。)。救急病院でも、高齢者と子供は、順番を飛び越えて最優先で診察されています。

しかし。。。処方された鎮痛剤が強すぎるようで、気分が悪くなり、水を飲む以外は食事を取れなくなり。。。再度、GPの診察を受け、すぐに鎮痛剤を弱いものに変更してもらい、少しずつ食事を取れるようになりました。

日本では、病気のときには、おかゆやうどんなど、消化の良いものを食べますが、イギリスでは、トーストやチキンスープを食べることが多いです。

夫も義妹も、火曜日から、朝から晩まで義母宅に詰めて、ずっと看病しています。食事や飲み物を用意したり、変化がないか義母の状態を頻繁にチェックしたり。背中が痛い原因は、スキャンをするまで分からないのですが、「『腰痛』がもし原因だったら」と、腰痛を緩和するジェルを塗ったり。

実は、夫も義妹も、養子なんです。義母は若い頃に婦人科系の病気をして子供を産めなくなったので、養子をもらったとのこと。義理家族を見ていると、血のつながりは大きな意味を持つけれど、人と人との絆には、他にも大切なことがあるんだな、とつくづく感じさせられます。

義母は今、具合が悪くて大変ですが、夫と義妹がこんなに義母に寄り添っている姿を見ると、義母の人生は幸せな人生だとつくづく思います。

義母は、テンションの高い家系で、とても明るく、友人がとても多いです。若い頃は物質的に恵まれた人生が幸せだと思っていたのですが、義母のような、人に囲まれた人生も幸せだと思うようになりました。

何はともあれ、義母の具合が少しでも早く良くなりますように。

明日のクリスマスは、義母宅で義妹・夫・私が集まって4人で祝う予定だったので、ターキーやチーズ、パテ、各種野菜など、クリスマス用の食材が大量にあります。義母はまだ十分な食事を取れないし、義妹・夫・私も、クリスマスを祝う気になれないので、この食材をどうしようか、悩ましいところです。

ガモン(ハム用の豚モモ肉)の大きな塊(約1.2キログラム)があったので、これはとりあえず、長期保存するよう冷凍庫に入れました。
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