8月も下旬に入り、イギリスはすっかり秋の気配です。今日、用事があって街まで行ったのですが、肌寒く、街行く人はみな長袖でした。
フリーランスの私にとって、秋は「確定申告」の季節です。初めてイギリスの確定申告書を見たとき、「なんだこりゃ、ややこしい」。
写真はお借りしました

確定申告書そのものは、ページ数が30ページほど。「確定申告の手引き」なるものもあるのですが、これが50ページほど。読めば読むほど、よく分かりません。
自分で確定申告をするのは無理と諦めて、毎年、会計士にお願いしています。確定申告書をもっと分かりやすくしたら、ちゃんと納税する人が増えるんじゃないかと、言われています。
毎年、必要なデータを会計士に提出しているのですが、その期限が10月末です。
イギリスの税年度は、4月6日から翌年の4月5日までで、納税期限は、毎年1月末と7月末の2回です。これに遅れると、追徴金が課されます。
税務署(タックスオフィス)というと、怖そうな響きがありますが、税金を払う意思のある人に対しては、とても親切です。何か分からないことがあって、電話で問い合わせると、とても丁寧に対応してくれます。
写真はお借りしました。

よく電話で問い合わせるのが、「税金をいくら払えばいいのか」。これ重要ですよね。
毎年、税金の支払い期限(1月末と7月末)が近づくと、税務署から請求書が送られてくる「はず」なのですが、3回に1回は送られてきません。
「金額が分からない」といって納税しないでいると、追徴金を取られてしまうので、税務署に電話して確認するのですが。。。
今年1月のことです。請求書が送られてこないので、税務署に電話して金額(金額①)を確認。でも、会計士から事前に聞いている金額(金額②)とは、微妙に違います。会計士に問い合わせたら、税務署が言っている金額で支払ってくれ、とのこと。
オンラインバンキングで支払いました。以前は銀行まで出かけて支払っていたので、随分便利になりました。
すると、3日後に税務署から手紙が訂正の手紙が。
またまた違う金額(金額③)が書いてあるじゃないですか。会計士が言っている金額(金額②)とも違います。
日本だったら、ここで税務署に問い合わせて、正しい金額を確認するところなのですが、「ここはイギリス」。
イギリスでは、「通常のやり方」でコトが進んでいるうちは良いのですが、いったん何かが起こって、「通常のやり方」から外れてしまうと、とことんズレたままで、戻ってくることはありません。
イレギュラーなことに柔軟に対応できるようには、システムが出来ていないんですね。これを私は、「イギリス的ブラックホール」と呼んでいます。一度このブラックホールに吸い込まれたら、出てくることはありません。
税金の金額差は、日本円で100円程度です。「金額を確かめる」労力を考えると、目をつぶって払ったほうが楽かも。
以前に撮ったドーバー海峡の写真を載せてみました。イギリス的ブラックホールを彷彿とさせる写真かも知れません。

フリーランスの私にとって、秋は「確定申告」の季節です。初めてイギリスの確定申告書を見たとき、「なんだこりゃ、ややこしい」。
写真はお借りしました

確定申告書そのものは、ページ数が30ページほど。「確定申告の手引き」なるものもあるのですが、これが50ページほど。読めば読むほど、よく分かりません。
自分で確定申告をするのは無理と諦めて、毎年、会計士にお願いしています。確定申告書をもっと分かりやすくしたら、ちゃんと納税する人が増えるんじゃないかと、言われています。
毎年、必要なデータを会計士に提出しているのですが、その期限が10月末です。
イギリスの税年度は、4月6日から翌年の4月5日までで、納税期限は、毎年1月末と7月末の2回です。これに遅れると、追徴金が課されます。
税務署(タックスオフィス)というと、怖そうな響きがありますが、税金を払う意思のある人に対しては、とても親切です。何か分からないことがあって、電話で問い合わせると、とても丁寧に対応してくれます。
写真はお借りしました。

よく電話で問い合わせるのが、「税金をいくら払えばいいのか」。これ重要ですよね。
毎年、税金の支払い期限(1月末と7月末)が近づくと、税務署から請求書が送られてくる「はず」なのですが、3回に1回は送られてきません。
「金額が分からない」といって納税しないでいると、追徴金を取られてしまうので、税務署に電話して確認するのですが。。。
今年1月のことです。請求書が送られてこないので、税務署に電話して金額(金額①)を確認。でも、会計士から事前に聞いている金額(金額②)とは、微妙に違います。会計士に問い合わせたら、税務署が言っている金額で支払ってくれ、とのこと。
オンラインバンキングで支払いました。以前は銀行まで出かけて支払っていたので、随分便利になりました。
すると、3日後に税務署から手紙が訂正の手紙が。
またまた違う金額(金額③)が書いてあるじゃないですか。会計士が言っている金額(金額②)とも違います。
日本だったら、ここで税務署に問い合わせて、正しい金額を確認するところなのですが、「ここはイギリス」。
イギリスでは、「通常のやり方」でコトが進んでいるうちは良いのですが、いったん何かが起こって、「通常のやり方」から外れてしまうと、とことんズレたままで、戻ってくることはありません。
イレギュラーなことに柔軟に対応できるようには、システムが出来ていないんですね。これを私は、「イギリス的ブラックホール」と呼んでいます。一度このブラックホールに吸い込まれたら、出てくることはありません。
税金の金額差は、日本円で100円程度です。「金額を確かめる」労力を考えると、目をつぶって払ったほうが楽かも。
以前に撮ったドーバー海峡の写真を載せてみました。イギリス的ブラックホールを彷彿とさせる写真かも知れません。

コメント