今日は、「朝から大雨になる」という予報だったのですが、朝から晴れたり曇ったりで、一向に雨が降らず。

あらあら、また天気予報が当たらなかった、と思っていたら、夕方に、満を持したように、滝のような雨が1時間だけ降りました。ここ数年は、「〇〇時間で1か月分の雨」が降るとか、尋常じゃない量の雨ばかりのような気がします。

大雨が降ると、庭の草花が倒れたりするので、片付けが大変なのですが、雨が降らないと、それはそれで、庭の水やりが手間です。今年は、春から夏にかけて、そこそこ雨が降っていますが、ここ5年ぐらいは、毎年雨が少なく、カラカラの夏が続いていました。

イギリスでは、水不足になると、何と「ホース禁止令」が出ることがあります。

ここ数年は、エコが叫ばれるようになって、雨水を再利用する人も、少しづつ増えてきましたが、イギリスではもともと、ホースでジャブジャブ水を使う人が多いです。

このジャブジャブには、少し背景があります。イギリスでは、水道料金は、もともと、水道の使用量ではなく、家の評価額(家の大きさ)で決まっていました。つまり、どれだけ使っても、料金は一定で同じでした。

1989年以降に建てられた家では、水道メーターが取り付けられて、使用量で課金されるようになったのですが、それでも、水道メーターの普及率は、今でも50%ぐらいだそうです(詳しくは、過去記事「イギリスの水道料金」)。

これだと、使用量を気にせず、ジャブジャブ使ってしまいますよね。でも、日本のように水資源は豊富ではないので、水不足になるわけです。そして、「ホース禁止令」が出ます。「ホース禁止令下で、ホースを使っている人がいたら、通報してください」、とのことなのですが、実際に通報する人は、あまりいないような気がします。

コロナ禍で、ロックダウンの最中に、ご近所さんがパーティーをしていても、ご近所関係が悪くなるのを避けて、通報する人は少なかったようです。同じことが、「ホース禁止令」にも言えそうです。

とりあえず、今年は「ホース禁止令」は無さそうなので、ホッとしている人が多いでしょう。

ちなみに、 我が家は夫がエコ志向で、水やりは雨水派なので、雨どいの雨水をタンクに溜めて、ジョウロでちまちま水やりしています。

たまに、見かねたご近所さん(水道メーター無し)が、「うちのホース、使ったら?」と、声をかけてくれますが、水資源の乏しい国なので、丁寧にお断りして(「雨水がまだ残っているので」と言って)、時間がかかっても、私は「ジョウロ」派です。

何か写真を載せたほうがいいかな、と思い、まったく関係ない写真ですが、以前にストーンヘンジで撮った写真です。この写真みたいに、早く気軽に、のんびり出かけられるようになって欲しいですね。
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