今日は、ナショナルトラストの庭園 Wakehurst に行ってきました。ナショナルトラストは、歴史的建築物の保護を目的とする、ボランティア団体です。

Wakehurstは、ナショナルトラストが所有している庭園ですが、英国王立植物園であるキューガーデンが管理・使用しており、「キューガーデンの姉妹ガーデン」という位置付けになっています。

イギリスには、重要な建造物として、重要度の高い順に、1級(Grade I。最高に重要な建造物)、2*級(Grade II*。特別に重要な建造物)、2級(Grade II。特別な建造物で、保護が必要な建造物)の3種類がありますが、「Wakehurst」自体は「1級」、庭は「2*級」に指定されています。ちなみに、キューガーデンは、ユネスコ世界遺産に登録されています。

まず、邸宅部分があります。1590年に建築されたとのことです。池に反射した姿も美しいです。
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邸宅の周りは、ダリアが見頃でした。
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こんな風に、自然な感じで咲いています。
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邸宅を過ぎると、アーチがあります。
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アーチをくぐると、ボーダーガーデンが広がっています。
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今の時期、ペンステモンが勢いよく咲いていました。
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Wakehurstのボーダーガーデンは、1つ1つは50メートルぐらいと短めなのですが、ボーダーガーデンが碁盤の目状に、複数伸びていて、ちょっと面白いです。
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赤いダリアが、燃えるように咲いていて、綺麗でした。イングランド南部では、ダリアは6月末~11月中旬ごろまで咲き続けます。
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これもボーダーです。
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これもボーダーです。
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ここは、ヘレニウムが一面に咲いていて、綺麗でした。
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ボーダーガーデンのある、碁盤の目状の場所を出ると、こんな感じで、他の区画への道が延びています。

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Wakehurstの庭は、全部で2キロ四方だとのことです。邸宅付近を離れると、自然な景観を生かした庭が広がっていて、池も複数あります。
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東屋もあります。
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自然な感じで、草花が配されていて、中に小道があります。
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別の池です。あちこちにベンチが配されていて、疲れたら座って休むことができます。
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森林もあって、よい散歩コースになっています。この森林には、ナショナルコレクション(保護が必要な貴重な植物)に指定されている、白樺なども生息しています。
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キジもいます。野鳥が多く、冬には自然の景観を生かしながら、バードフィーダーが置かれる区画もあります。
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湖もあります。このようなありのままの自然には、野草がよく似あいます。
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鴨やダチョウも沢山います。歩いていると、餌をおねだりしに来ます。
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Wakehurstは、池や丘陵といった、自然な景観を生かした庭がすばらしいです。森林地帯もあって、1時間半ぐらいの森林浴も楽しめます。また、「ミレニアム・シード・バンク」(今はコロナ禍で閉館)という施設があり、植物を絶滅から救う目的で、さまざまな種が保存されているとのことです。

今日は、最高気温が28度程度と高く、日差しも強かったので、帽子をかぶって、歩いてきました。皆さまも、暑い日が続いていると思いますが、お体にお気を付けて、週末をお過ごしください。

長い散策にお付き合いいただき、どうも有難うございました。