一週間ほど前の、ある夜のこと。夫が顔色を変えて、義母(夫の母)が認知症かもと。

毎晩、夕食後に、義母、義妹、夫でスカイプをしているのですが(私は週に2回ぐらい参加)、その日のスカイプの最中に、義母がテレビをつけようと、「固定電話の子機」で一生懸命ピコピコやっていたらしい。

義母は「固定電話の子機」を「テレビのリモコン」と間違えた様子。一生懸命ピコピコやっていたのを想像すると、不謹慎ですがちょっと微笑ましいです。

義母は、テンションが高くて楽しい人で、友達が多く、コロナ禍になる前は、2日に一度は友人と食事やお茶をしていました。

それが、コロナ禍で友人に会えなくなった上、昨年夏には義父が亡くなり、それ以来、一人暮らしになった、という経緯があります。

どうしよう。まずは、GP(かかりつけ医)に診てもらわないと。でも、やんわり言っても抵抗するだろうし、GPに連れて行くのも難しいよね、などと、夫と話していました。

そして、先日の日曜日。義母と義妹を招いて、我が家の庭でお茶をしたのですが(過去記事「庭でクリームティー」)、夫から先日、ピコピコの話を聞いているので、義母を密かに観察。

いやはや、義母はしっかりしていました。花の名前なんかは、私よりもずっと詳しいし、昔の記憶も、ものすごくはっきりしている。言っていることも、ものすごくまっとう。

確かに、「電話の子機」を「テレビのリモコン」と間違えるのは変だけど、義母宅の子機とリモコンは、とてもよく似ています。まあ、夫の早とちりでしょう。

そういえば、夫も、1か月に一度ぐらいの頻度で、定期的に、家の玄関の鍵を閉め忘れます。直りません。なので、毎晩寝る前に、施錠をチェックするのが、私の日課になっています。

まあ、私も、最近は年齢のせいか、「メモ」が不可欠です。「メモ」を書いても、それが何なのか、すぐには思い出せないこともあります。

最近は、自分でも自覚できているので、人(主に夫)の物忘れにも、寛容になってきたような気がします。ちなみに、ブログを書くには、物忘れ予防に効果があるそうです。

ナショナルトラストの庭園で撮った、バーベナの写真を載せてみました。
0a4ee448.jpg