15年ほど前に、毎月1回、偏頭痛で寝込んでいた時期がありました。

偏頭痛になると、吐き気もするし、光を見ると目がチカチカするので、寝室を暗くして、3日間眠り続けていました(偏頭痛は、大体は、3日間経つと治ります)。

初めて偏頭痛で寝込んだときに、夫が枕元に持ってきたのは、何と「スコーンとクロテッドクリーム」でした。「大好きなスコーンだったら、食べれるかと思って」と。気持ちは嬉しいけど、片頭痛で吐き気がするときには、ちょっと無理かな。

お粥とか、うどんとかなら嬉しいけど、これは夫にはハードルが高過ぎます。それ以降、偏頭痛になると毎回、プリンをお願いしていました。

余談ですが、イギリス人は、具合が悪いときには、チキンスープやトーストを食べるそうです。

また、イギリスの歯医者では、抜歯すると、抗生物質は処方されず、1日3回、1週間ほど、塩水で口の中をすすぐようにと言われます。抜歯した箇所は、なかなか治らないし、化膿するのも怖い。そんなときにも、小腹が空いたときに、プリンは大きな味方です。

イギリスのプリンは、「クリーム・カラメル」と呼ばれていて、スーパーに行くと、プッチンプリンのように、お皿にプッチンできるタイプが売られています。背丈が割と低めで、日本のプリンよりも柔らかいような気がします。

プッチンプリンと同じで、カラメルソースも同じ容器に入っています。写真はお借りしました。


一度、プリンアラモードにしてみようと、頑張ってみたのですが、柔らかいのと、背丈が低いのとで、盛り付けが難しかったです。

ちなみに、「プリン」は和製英語で、もともとは「プディング」なのですが、イギリスで「プディング」というと、「食事の一環として出されるデザート」(プリン以外を含む)を意味し、意味が違ってきます。

これは、昨年に作ってみたマンゴープリンです。プリンは万国共通で好まれているデザートですね。
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