あれは、忘れもしない大学一年生のときのことです。

地方から上京し、東京で一人暮らししていました。当時住んでいたアパートは、学生ばかりが住んでいる家賃の安いアパートで、お風呂が無かったです。

なので、毎晩、歩いて5分のところにある銭湯に通っていました。おばちゃんが番台に座っている、昔ながらの銭湯です。大きい湯舟で、壁には、富士山や松の木が描いてありました。5月5日には、しょうぶ湯をしていて、情緒があり、嬉しかったです。
しょうぶ湯の様子です。写真はお借りしました


お風呂に入ると、冷たいものが飲みたくなりますよね。銭湯でも、コーヒー牛乳とか、売っているのですが、まだ18歳の私。銭湯で買って飲む勇気がなく。帰り道に、裏道に自動販売機がひとつあっったので、そこでジュースを買って、アパートに戻ってから飲むことが多かったです。

当時、「つぶつぶオレンジ」ジュースが発売された当初でした。dbefa38d.jpg

いつも、「つぶつぶオレンジ」のボタンを押すのですが、出てくるのは、何故かいつも「オロナミンC」。ちなみに、「オロナミンC」のボタンを押すと、出てくるのは、いつも「オロナミンC」でした。

補充の人が、いつも間違えて補充していたのか。このアパートには2年住みましたが、「つぶつぶオレンジ」を買えたのは、数えるほどしかなかったと記憶しています。

ちなみに、2015年に世田谷区で行われた、とある調査では、湯上り後によく飲む、銭湯ドリンクランキングは、1位:コーヒー牛乳、2位:ビール、3位:ラムネ、4位:ポカリスエットだそうで、「オロナミンC」は、堂々の7位ランクインです。

「オロナミンC」って、意外とまだまだ人気があるんですね。卵で割ると、かなり美味しいらしいのですが、まだ試したことはありません。7月3日は、「オロナミンC」の日とのことで、「オロナミンC」にまつわる苦い思い出を紹介させていただきました。