3年ほど前の10月の、とある金曜日のことです。

その日は、ロンドン市内の日本大使館に用事があったので、午前中から、電車でロンドンに出かけました(中央線で、「立川」から「新宿」に出るような感じです)。

電車が遅れるのは「いつもの事」で、慣れているのですが、その日は「車両故障」で、ロンドンまで1時間半ぐらいかかりました(通常は、我が家からロンドン市内まで、電車で30分ぐらい)。

大使館で用事を済ませて、うろうろしていたら、お腹が痛くなってきました。大使館に行く直前に、いきつけの小さなカフェでエッグベネディクトを食べたのですが、それが良くなかったのかも。エッグベネディクトで食あたりって、聞いたことありませんが。。。

卵の食べ過ぎが気になりますが、エッグベネディクト、大好きです。写真はお借りしました


ロンドン市内に行くのは、月に1~2回ぐらいと少ないので、ついでに、買物しようと思っていたのですが、お腹が痛いので、予定を変更し、家に帰ることにしました。残念~

いつもは、「ロンドン・ビクトリア駅」から電車に乗るのですが、その日は、たまたま、「ロンドン・ブリッジ駅」の方が近かったので、「ロンドン・ブリッジ駅」から電車に乗りました。

電車に乗ったのですが、窓から見える景色がいつもと違う。。。向かいに座っている、学校の制服姿の男子(16歳ぐらい)に、電車の行先を聞いたら、行先が違っていました。

ちなみに、日本だと、山手線は〇〇プラットフォーム、京浜東北線はXXプラットフォームと、プラットフォームは固定で、決まっていますが、イギリスでは、プラットフォームは固定ではなく、いろいろな方面に向かう電車が来ます。

電車内は、こんな感じで、座席が向かい合わせになっています。写真はお借りしました


いつもとは違う駅から電車に乗ったので、慣れていなくて、乗る電車を間違えてしまったようです。。。あちゃ~。。。次の駅まで10分ほど停まらないようです。今日は、朝から「車両故障」や「腹痛」の上、「電車の乗り間違い」とは、本当についてないな~
電車から見える風景は、こんな感じです。写真はお借りしました

ちなみに、この男子、欧州の他の国からの移民のようです。お互い、英語が母国語では無いので、お互いのアクセントを理解できず、嵐の中で叫んでいるような感じで、話をしていました。

話をした後で、この男子、ずっとスマホをいじっています。電車内でスマホで遊ぶのは、日本もイギリスも同じだな~なんて、思っていました。

時間は4時20分。お腹も痛いし、引き返すのは面倒だな~と思っていたら、この男子が、4時36分、4時36分、と言っています。スマホで、ロンドンに引き返す電車の時間を調べてくれたようです。

その日はツイてない事ばかりで、心が荒んでいたのですが、通りすがりの男子の小さな親切で、一気に優しい気持ちになりました。くれた情報が役立つとか、そういうことじゃ無くて、調べてくれた気持ちが嬉しかったです。

小さな親切。多分、この男子は、この親切をすぐに忘れてしまうでしょう。でも、私の一日を最後に大きく変えた、逆転満塁ホームランのような、この小さな親切を、私は忘れることはないでしょう。この男子の未来が、明るいものになりますように。。。そして、私も見習って、小さな親切をたくさん生み出していきたいです。

長い文をお読みいただき、どうもありがとうございました。