ここ1か月ぐらい、夫が「ガレージ」と戦っています。
イギリスで「ガレージ」というと、「車庫」という意味ですが
「自動車修理工場」という意味もあります。
今回の話は、「自動車修理工場」のほうです。

2か月ほど前のこと
車でスーパーに、週イチの買出しに行ったときに
隣に停まった車にぶつけられたようで、
車の右側のブレーキランプが粉々に。

スーパーの駐車場は、こんな感じで、かなり広く、
一台一台のスペースが白線で区切られています。a9ac9ce4.jpg

日本だと、他人の車に「軽くこすった」だけで、
けっこう、問題になりますよね。
イギリスだと、鷹揚な人が多いのか
他人の車にぶつけても、そのまま立ち去る人が多いようです。

以前にスーパーの駐車場で、駐車スペースから車を出そうとして
「よっこらしょ」という感じで、右の車に当て、左の車に当て、
ようやくスペースから車を出して、そのまま走り去った人がいました。
(70代ぐらいの男性)

我が家の車も、ぶつかってきた車は、もう立ち去った後で
なすすべもなく。
ブレーキランプが点灯しないと、交通違反になるので
即、馴染みの「自動車修理工場」に持ち込み、修理してもらいました。

1か月ほど前のこと
スーパーの駐車場で、見知らぬドライバーに呼び止められました。
「右のブレーキランプが点灯していないよ」。

家に帰って、夫が確認したところ、ブレーキランプに
「間違ったソケット」が取り付けられていたとのこと。
なので、夫が自分で「正しいソケット」に交換したのですが
そうすると、「他のランプもいくつか点灯しなくなる」という事態に。

仕方ないので、馴染みの「自動車修理工場」に持っていき
「先月、修理してもらったんだけど」と
最初から事情を説明して、直してもらうことに。

ところが。。。
「自動車修理工場」で調べた結果、「別に異常はない」とのことで
全部のランプが点灯する状態で、車が戻ってきました。
いったい何が悪かったのか、うやむやに。

先週金曜日
馴染みの「自動車修理工場」に、年一回の車検に出しました。
大きな問題はなく、車が返ってきました。

今週 火曜日の早朝のこと
スーパーに買い出しに行こうと、夫が車を出そうとしたら
エンジンがかからない。。。
どうやら、バッテリー切れのようです。

とりあえず、バッテリーを充電し、車が動くようになってから
念のため、夫が馴染みの「自動車修理工場」に持っていきました。

「自動車修理工場」からは、サラッと、
「バッテリーが古くなったから、交換しときましたよ~」とのこと。
もちろん、料金請求されました。
でも、車検直後にバッテリー切れなんて、なんかアヤシイ。
新人の整備士かなんかが、何かしでかしたんじゃないのかな~。

以前に、「イギリスの鉄道状況」や「イギリスのカスタマーサービス」でも書きましたが
イギリスでは、何事も上手くいかないことが多過ぎるので
いちいち腹を立てていたら、身が持ちません。
「上手くいったらもうけもの」ぐらいに考えると、ちょうどいいかも。

また、「お客様は神様」の国ではないので、
怒って解決することは、めったにありません。
とても疑り深くなり、トラブルに対する予知能力も付くようになります。

先週火曜日(車検の直前)に、アランデル城まで車で遠出しましたが
夫は「車検に出すと車が動かなくなるかも」と、予知能力が働いたそうで
「車検は、アランデル城から帰ってきてから出そう」と決めていたそうです。
たまにはやるじゃん!

でも、夫は「自動車修理工場」を変える気はないそうです。
「怖いもの見たさ」なのか、「根本原因が知りたい」のか、「面倒くさい」のか。
私は車を運転しないので、まあ、夫の判断に任せるしかないですね。
でも、もう不便は十分なので、私は「逃げるが勝ち」だと思うんだけどな~。