今日は「哲学の日」だそうです。
Wikipediaで由来を調べてみました。

「紀元前399年4月27日に、ソクラテスが毒杯をあおって
 刑死したことに由来。ソクラテスの妻クサンティッペが
 悪妻と言われていることから、『悪妻の日』ともされている」

ソクラテスは
「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。
悪い妻を持てば、私のように哲学者になれる」
とも言ったそうです。

哲学者と呼ばれるほど、形而上的なことを極めるには
ただ単に、幸福な人生を送るのではなく、
大きな悩みが必要なのでしょう。

ちなみに、「世界三大悪妻」は
「ソクラテスの妻クサンティッペ」
「モーツァルトの妻コンスタンツェ」
「トルストイの妻ソフィア・アンドレエヴナ」
とのことです。

モーツァルトやトルストイが、苦渋に満ちた大作を残せたのも
妻の貢献(!?)が大きかったのかも知れません。

私は、といえば、「形而的」なことはまるっきりダメで
洋服だとか、食べ物だとか、どこそこに遊びに行くとか
友人の〇〇ちゃんに会うだとか、
楽しいことが好きで、まるっきり「形而的」です。
断然、悩みは少ない方がいいです~。

そんな私にも、哲学がらみで、好きな言葉があります。

村上春樹の小説『1973年のピンボール』にでてくる
「どんな髭剃りにも哲学がある」
という言葉です。

この言葉を、私的には
「どんな小さなことでも、日々続けていれば、何かを得られる」
と解釈しています。

趣味でも、家事でも、仕事でも、人付き合いでも、電車通勤だっていいんです。
何でも長く続けているうちに、自分なりのやり方が出来てきて、
そのうち、新たな発見があったり、新たな関係が築けたり。

もともと、趣味から始まって、行きつけのカフェや、行く美容院まで、
一つのものをずっと続けたり、
友達と長~い付き合いをするのが好きなので、
まさに、私好みの言葉です。

我が家の庭では、ようやく桜が咲き始めました。c7d23736.jpg