友達と初めて喫茶店に行ったのは
たしか、高校一年生のときでした。
紅茶専門店の「折字成」(おりじなる)という
ちょっと詩的な名前のお店です。

そこで生まれて初めて「ロイヤルミルクティー」を飲み
世の中にこんなに「素敵な飲み物音譜音譜音譜」があったのかと
感動したのを覚えています。

街中にある、若者向けの商店街の奥にあり、
店内は木目で、吹き抜けの二階建てになっていて、おしゃれな感じです。
「折字成」は、当時読んでいた少女漫画誌「別冊マーガレット」に出てくる
「キラキラした主人公」が来るような、お店に思えたものです。
(「折字成」はその後、閉店になりました)

その後、上京して一人暮らしを始め、
何年か経つと、いきつけの喫茶店がいくつかできました。

当時、三鷹に長年住んでいて、吉祥寺は散歩コースでした。
散歩途中に、「田奈加亭」などのカフェにふらりと寄って
本を片手に、ケーキを食べるのが至福の時間でした。
「田奈加亭」です。写真はお借りしました。


「田奈加亭」は紅茶のシフォンケーキが有名です。
アッサムの香りと甘すぎないクリームが、よく合っています。写真はお借りしました。807292dc.jpg

三鷹は地味な土地のように思えますが
駅周辺に、美味しいケーキ屋がいくつもあります。
その中でも、三鷹駅そばの「ふらんすや」は大のお気に入りで
少なくとも2週間に1回のペースで通っていたと思います。

マスターと奥さん(多分)が店番をしていて、
私はいつも一人でふらりと入り、
ケーキセットでミルフィーユを注文していました。
多分、「ミルフィーユの人」と認識されていたと思います。
「ミルフィーユ」と「りんごのシブースト」です。写真はお借りしました。3a568361.jpg

ミルフィーユは人気なようで、4回に1回ぐらいは品切れでした。
ショーケースを覗きながら、困った顔をしていると
マスターが「ごめんね」と言ってくれたものです。

いつも、散歩の途中に一人でフラッと入って、
備え付けの「non-no」などを読みながら
ミルフィーユをゆっくり食べていました。
居心地がよく、とても癒される時間でした。

イギリスに移ってから5年後ぐらいに、日本に一時帰国したときのこと。
用事があって三鷹に行ったので、「ふらんすや」に寄りました。

マスター、私のことを覚えていたのか、
私がお店に入ると、「ハッ」とした顔をしていました。

「お久しぶりです」とか、「しばらく来なくて済みません」とか
何か言えばよかったのですが
以前と同じように、ケーキセットでミルフィーユを注文し
備え付けの「non-no」を読んで
食べ終えたら「ごちそうさま~」と言って出てきました。

インターネットで調べてみたら、「ふらんすや」はまだあるようです。
次回、日本に一時帰国したら、
今度は「お久しぶりです~」と訪ねてみたいです。

 

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