日本に住んでいた頃は
日本映画を「特に選んで」観ることは無かったです。

でも、イギリスに住み始めてからは
テレビで、日本映画を放送していると、
録画撮りして、後でゆっくり観るようになりました。

飛行機に長時間、乗るときも、
機内のオーディオガイドで、まず日本映画をチェックします。

イギリス的なものに毎日、囲まれていると、
日本的なものに「心を洗われたくなる」のかも。
私にとって、日本映画を観るのは、一種の「癒し」です。

イギリスのテレビでは、「FILM 4」という映画専用チャネルがあって
深夜に、たまに日本映画が放送されています。
学校が休みの期間には、昼間に、ジブリ映画がよく放送されています。

私がイギリスに住み始めた頃(約17年前)、
イギリスで日本映画というと、「黒澤」映画や「小津安二郎」の映画、
ジブリ映画などが、有名でした。
あと、北野武さんも、監督兼俳優として有名でした。

当時も、日本文化は、「一種の憧れ」をもって受け入れられていましたが
それでも、「アニメ」「相撲」「芸者」「侍」「忍者」「オタク」などの
重箱の隅をつつくような、狭い部分だけ強調されていて、
日本を特集したテレビ番組を観ると、嫌な気持ちになることが多かったです。

ここ数年は、日本を特集したテレビ番組では
「庭園」、「食文化」、「仏閣」など、
等身大に近い日本が、紹介されるようになってきたように思います。
嬉しい事です。

それを反映してか、テレビで放映される日本映画も
等身大に近い日本を反映した、映画が多くなったように思います。

ここ数年で観た日本映画で、印象に残っているのは
「おくりびと」(本木雅弘)、「そして父になる」(福山雅治)、
「万引き家族」(リリー・フランキー)、
「奇跡」(離れ離れになった小学生兄弟の話。是枝監督)
などです。

そう考えると、最近は、是枝監督の映画が多いのかも。
夫も、是枝監督の映画が好きで、「奇跡」には涙ぐんでいました。
そういえば夫は、昔に「火垂るの墓」を観たときも、号泣していました。
ジブリ映画なので、観る前に、そんなに悲しい映画とは想像しなかったそうです。

イギリス人にとって、現代的な日本映画は、どのように映っているんでしょうね。

映画ではありませんが、夫に「深夜食堂」(小林薫)を見せたところ
「モラルが高い(倫理的な)ドラマだね」と言っていました。
「人情、思いやり、優しさ」といった感想を期待していたので、意外でしたが
煩悩の塊のような、個人主義のイギリス人からすると
道徳の授業のような、印象を持つのかも知れません。

今晩、深夜に、キムタクの「無限の住人」がFILM 4で放送されます。
レビューを見ると、賛否両論あるようなのですが
録画撮りしようかな~と思っています。

「深夜食堂」は、私にとって癒しです。
冒頭に流れる、新宿の風景もいいですね(私は長年、東京都民でした)。
写真はお借りしました52cead25.jpg