(本情報は、2021年3月19日時点での情報です)

アストラゼネカ製のワクチンで、「血栓」ができるという報告があり、
EU(欧州連合)加盟国では、ワクチン接種を一時中止する国も出て
混乱が続いています。

BBC記者ロス・アトキンス氏の解説が、的を得ていて面白いので、
紹介したいと思います。この話には、以下の背景があります。

・EU加盟国でのワクチン接種は、認可や供給数を含め、
 EU本部がすべて取りまとめている。

・その中で、アストラゼネカ製ワクチンは、
 2月には「65歳以上には効果がない」という噂が流れ、
 3月には「血栓ができやすい」という噂が流れ、
 EU加盟国それぞれが独断で判断し、
 複数の国が、アストラゼネカ製ワクチンの接種を中止している。

「65歳以上には効果がない」については
データに基づいて「効果がある」ことが実証され、
3月から、ドイツやフランスでも、65歳以上への接種が許可されています。

「血栓ができやすい」については、WHOとEU当局から
「ワクチンと血栓の間に因果関係を示す証拠はない」、との見解が出ています。

実際、EU諸国とイギリスで約1700万人が
アストラゼネカ製ワクチンを接種済みですが、
血栓の症例は37件と、少ないです。
血栓が報告されている割合(0.0002%)は、
全人口でみた「ワクチンを打っていない時」よりも低いのです。

アトキンス氏の解説によると、
重要な点は、接種中止の判断には、様々な要因が影響しており
アストラゼネカ製のワクチンには、
科学的な問題というより、世間的評判に問題がある」という点です.

実際に、EUでは、確か、2月にワクチン接種が開始されましたが
「アストラゼネカ製ワクチンは受けたくない」という人が多く、
EUのワクチン接種会場はガラガラだと、報道されていました。

各国の医薬品規制当局のトップは、「国民の信頼醸成が大事だ」と言っています。
ただし、これだけ接種の中止が続けば、むしろ、
アストラゼネカ製ワクチンに対する信頼感は損なわれるし、
接種も遅れ、結果的に、ウイルスによる人的被害も増えると、括っています。

私自身のワクチン接種は、今月末の予定でしたが、諸事情で早まり、
次の日曜日に、第一回目の接種を受ける予定です。
多分、アストラゼネカ製だと思います。
日常に近い生活に早く戻れるように、受けてこようと思っています。