イギリスには日本にはない不思議なことが、色々あります。
その1つが「水道料金」です。

イギリスの水道料金は、もともと、使用量ではなくて
なんと「家の評価額」で決まっていました。
大人数で住んでいて、水をじゃんじゃん使っていても
使用量に関係しないので、なんとも不公平です。

政府も、これじゃまずいと考えたのか
1989年以降に建てられた家では
水道メーターが取り付けられるようになりました。

ただし、イギリスの家はレンガ造りなので、100年以上もち、
古くなった家は、リノベーションを繰り返しながら住むので
全体数でみると、新築の家の数はまだまだ少ないです。

2010年ごろから、新築でない家にも
水道メーターの取り付けが義務化されています。
「メーターのほうが水道料金が安くなる」
という触れ込みで推進しているのですが
水道メーターを付けるべき場所に
コンクリートで車寄せなどが作られていて
メーターを取り付けできないケースがとても多いそうです。

そのため、一般家庭での水道メーターの普及率は
今でも、50%程度とのこと。驚きです。
多分、この数字は、これからも変わらない気がします。

私のご近所さん8軒をみても
水道メーターが付いているのは、半数ぐらいかと。
ちなみに、我が家はメーターが付いています。
以前にメーターが付いていなかった時には
少し豪快に水を使ってしまっていたので、
エコロジーの面でも、メーターが付いているほうが良いかと。

あと、イギリスって雨が多いようなイメージがありますが
実際にロンドンと東京を比べると
ロンドンの降水量は、東京の半分程度とのことです。