イギリスでガーデニングが盛んなのは、良く知られていると思うのですが
野菜のガーデニングが盛んなのは、それほど知られていないかも知れません。

庭に野菜エリアを作って、野菜作りをしている人が多いのですが
庭に野菜エリアを作りたくない人や、庭がない人のために
カウンティ(地域の行政)からアロットメント(家庭菜園用の土地)が
貸し出されていて、アロットメントで野菜作りをしている人も多いです。

アロットメントはこんな感じです。写真はお借りしました。b24640dc.jpg

我が家では、夫もガーデニング好きなのですが
花には興味はなく、もっぱら野菜作りばかりしています。
イギリスの家は、前庭と裏庭があるのですが
さすがに前庭で野菜作りをすると
通行人に「おおっ」と驚かれてしまうので
私が前庭担当、夫が裏庭担当(道路から見えない)になっています。

夫が育てている野菜は、トマト、キュウリ、コジェット(ズッキーニ)、
ロケット(ルッコラ)、コールラビ(蕪のような野菜)、ケール、などなのですが
上手く育っても上手く育たなくても、なかなか辛いものがあります。

トマトやコジェットは割と簡単で、上手く育ってくれるのですが
旬の季節に一気に収穫できてしまうので、ほぼ毎日食べることになり
これはこれで、結構辛いものがあります。

トマトは、サラダに入れたり、リゾットにして大量に消費します。
スーパーで買うものよりもずっと甘みが多く、フレッシュです。

コジェットは、パスタやリゾットに使ったり、ラタトゥイユにしたりするのですが
収穫するのが遅れると、巨大になって、「マーロウ」という別の名前の野菜になります。
サイズが大きくなると、味も大味になるようで、
マーロウは「気の抜けたサイダー」を思い出させます。

なかなか上手く育ってくれないのが、キュウリです。
形が曲がっているのは、別にいいのですが、
我が家で穫れるのは、何故か皮が分厚いのです。
炒め物にして食べるなら、良いのですが、
サラダにそのまま入れるには固すぎるので、皮をむかないといけません。

キュウリの収穫シーズン中に、スーパーに買い物に行ったときに
サラダ用にキュウリを買いたいな、と思って言ったのですが
夫の顔が「モアイ」になったので
それ以来、「口にチャック」状態が続いています。

夫に「家庭菜園の喜びって何」と聞いたところ
「自分で作ったものを食べること」だそうです。
普通のガーデニングと同じように、野菜作りは運動になるのと、
作る喜びを味わえ、メンタル面でも良い効果があるので
家庭菜園は国を挙げて推奨されています。

「コジェット」と「ズッキーニ」、「ロケット」と「ルッコラ」とか、
同じ野菜でも、国によって呼び名が違うのは、面白いですよね。
イギリス風に「ロケット」と呼ぶよりも、イタリア風に「ルッコラ」と呼んだ方が
おしゃれで美味しい野菜のように思えます。

余談ですが、アメリカの「クッキー」は、イギリスでは「ビスケット」です。
これも面白いですよね。